◎市立病院について(その1)
病院の経営、運営の当初見込みと実績、課題について
開院後6ヵ月を経過して、当初の見込みと食い違ってきた点が多々あろうかと思う。経営面、運営面での実績と今後の課題を、本定例会に提出された補正予算とあわせて説明をお願いしたい。
開院後間もないということもあるが、部門間の連携が今ひとつであるとの声が、外来に来られた市民の間から聞こえて来るがどうか。
また、お見舞に訪れる来訪者や入院患者の家族に対し、例えば廊下ですれ違うときなど、入院患者に対するのと同じような暖かな笑顔、挨拶が、スタッフによっては不足しているとの声をよく聞くところである。スマイルはプライスレスであり、病院に対する印象はスタッフのちょっとした対応によるところが大きな部分を占めることを考えると、特に看護部スタッフについては、責任者の強力な指導のもと、その点徹底されるべきと考えるが如何か。
病院事業管理者
当初予算は1億6千6百万の赤字でスタートした。11月までの実績178名、44.9人伸びているので、職員一同努力したい。当面は当初見込み通りの診療内容でやりたい。
部門間の連携は重要だから常々指導している。院内設置のネットワーク委員会で研修を深めていく。
来院者に対しても、笑顔での接遇を一層努力していきたい。
入院患者等のインターネット接続サービスについて
今やインターネットを介した情報は社会のインフラとして定着してきている。最新設備の病院にもかかわらず、入院患者が公衆LANでのインターネット接続環境がないことに対しどう思われるか。
例えば入院患者が社会の第一線で活躍するビジネスマンであることもある。そういう人にとっては情報が生活の基盤である。勿論そんな人は、あらゆる努力を払って、自分でインターネットに接続できる環境を作ることだろう。しかし、必要以上の苦労をしなくてもインターネットに接続できるシステムがあれば、病院を選択するときの有力な考慮材料になるのではないか。
近年は民間のインターネット接続業者により、駅、ホテル、公共施設等に公衆無線LANのアクセスポイントが急増中である。
ちなみに、携帯電話は医療機器への影響が懸念され、病院内での使用は禁止されているわけであるが、無線LANは技術的にはナースコールなどで現在使用されている医療従事者間の無線通信と同じである。帝京大学医学部付属市原病院ではロビー・健診センター・レストランにおいてNTTコミュニケーションズによりアクセスポイントが設置され、この9月よりサービスが開始されている。NTT西日本でもフレッツスポットとして、アクセスポイントの急拡大中であり、料金は月額800円である。
ブロードバンド対応マンション、ホテル、航空機などが、顧客獲得競争のトレンドとなっている中、確実にこれからの病院選びの選択肢の一つになると考える。費用対効果はかなり高いと思われるが如何か。
管理部長
立地から光ファイバーで行う必要がある。一階の外来ホール周辺で専用の通信機器を設置し、利用時間に応じて負担してもらうよう検討していく。
病院待合いモニターでの議会中継について
病院の宣伝映像は、待合いのモニターで流されているが、せっかくの市の施設であるので、病院の紹介ビデオだけでなく、市議会の本会議中継を流したらどうか。
管理部長
ビデオ等に編集したものを再放映するしか方法がない。実施の必要性について議会部局で協議された後、実施等については市長部局で協議し検討したい。
病院HPの充実について
病院のHPは、市のHPの一部として設けられているが、アクティブに有効活用されているとは言い難い。インターネットによる情報交換は現代の必需品的地位を獲得し始めており、自治体病院においては、市民への情報公開の最有効手段でもある。
今日のHPに対する評価は、デザインよりも内容に移ってきており、制作業者委託して見栄えの良いものを作るより、豊富な内容がリアルタイムで更新されていることが重要であり、自治体病院広報には最適のツールである。毎日わずか10分の更新作業で大きな効果が期待できるHPの活用について、操作責任者を決め早急に取り組むべきと考えますがどうか。
平成13年施行された改正医療法では、病院広告の緩和がなされている。総合病院でない市立病院では、何を見てもらえるのか、どういう専門に強い医師がいるのか、市民の関心はとても高い。常勤医師について緩和された広告範囲を最大限に活かしたPRをしていくことが、市民のニーズに合致すると思いますが如何か。
管理部長
充実を図ることは議員指摘の通り。広報を活用し地域密着型の患者満足度の高い病院を目指したい。
再質問
常勤医師のPRということを言ったが、高齢者になるほど同じ治療のみならず、より高度な医療技術を求める基準が、医師という人に依存していく傾向がある。つまり、「何々先生でないとかなん」と言って、医師が移動すれば、少々遠くであろうとその医師に診てもらいに病院を一緒にかわるという人も結構いるのである。身体の情報は究極のプライバシーであり、それを見てもらう医師がかわることは、高齢者になるほど特に心理的に大変なことは自然なことである。安心、信頼の医師選びをするために、よりその医師の人となりをPRせねばならないと思う。早急にPRの方法を検討すべきと考えますがいかがか。
病院事業管理者
議員指摘の通り、医師個人に患者の信頼がある場合もある。PRの必要はある。診察室の前に写真をつけて紹介しているが、外部に対してもPRしていきたい。
病院への質問回答の公開について
市民に対する情報公開は経営戦略としても重要である。病院にとっては、あまり積極的に言いたくない情報を公開することこそ、真の市民の信頼を勝ち得る方法である。
病院内の掲示板では、それを公開されているが、残念ながら病院へ行かないと分からない。せっかく真摯な回答をされているのに市民の目に触れる機会が極わずかなのは残念である。HPで公開をしてはどうかと考えるがいかがか。
管理部長
提言を受けたので前向きに検討したい。
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