基幹交通対策特別委員会委員長報告

  • 隅田(すだ)盛和
  • at 2006/12/21 15:54:31

 4年間最後の定例会が終了しました。本年私は基幹交通対策特別委員会委員長の任にありましたので、本会議で委員長報告をいたしました。

(18.12.21)

  基幹交通対策特別委員会が今期4年間に取り組んでまいりました経過概要を報告いたします。

 本委員会は前期に引き続き、平成15年3月定例会で設置され、本市の基幹交通網である山陰本線複線化、京都縦貫自動車道、国道372号・423号の整備促進、並びに北陸新幹線「若狭・口丹波ルート」西京都駅設置の推進に向け、それぞれ状況把握と要請活動を行ってまいりました。
以下、各事業について報告いたします。

 まず、山陰本線複線化については、昭和54年8月、運輸大臣の認可により、以来、京都―園部間の事業推進が図られ、平成12年9月には、二条―花園間の連続立体交差事業二期工事が完成し、あわせて円町駅が新設されました。平成15年4月には、残された区間について複線化の事業決定がなされ、四半世紀にわたる京都中部地域の「悲願達成」に向け大きな一歩を踏み出しました。
また、亀岡駅舎改築事業も複線化の関連事業として位置づけられ、平成17年1月に基本協定締結にこぎつけることができました。
 複線化事業については、平成15年9月の基本協定並びに同年11月の沿線市町負担割協定に基づき、地元との工事調整や事業用地取得が進められているところです。
 現在の状況としましては、亀岡市域内の用地契約率が80%を超え、工事も雑水川橋梁、千々川橋梁をはじめ、市域内の4工区全てに渡り施工されているところです。
 また、鉄道と交差する道路、水路の改良についても複線化工事に連動して、積極的に進められています。
 今後とも、本市の最重要施策であることを認識し、所期の目標である平成20年度の完成に向け、積極的な取り組みを期待するものであります。

次に、京都縦貫自動車道でありますが、京都第二外環状道路部分のうち、大山崎インターチェンジ―久御山インターチェンジ間については、平成15年12月に完成し供用開始いたしました。また、(仮)大枝インターチェンジ―大山崎インターチェンジ間については、平成13年3月、有料道路事業の許可がおり、京都丹波道路の延伸として事業化され、整備促進が図られており、平成24年度末の完成を目指し、京都市域、長岡京市域において順次、計画的に用地買収が進められています。
 綾部宮津道路部分については、平成15年3月、舞鶴大江インターチェンジ―宮津天橋立インターチェンジ間が完成し、暫定二車線で全線開通しました。
 丹波綾部道路部分のうち、綾部安国寺インターチェンジ―(仮)和知インターチェンジ間において、橋梁、トンネル、改良、舗装工事を促進し、また、(仮)瑞穂インターチェンジ―丹波インターチェンジ間の用地買収に着手するとともに(仮)和知インターチェンジ―(仮)瑞穂インターチェンジ間の調査設計等が実施されます。
 経済情勢や環境問題等、道路を取り巻く状況は不透明な部分もありますが、広域高速ネットワーク化の実現に向け、残る未施行区間の建設促進が図られるよう、強く要望するものであります。

 次に、国道372号でありますが、起点の国道9号加塚交差点から?田野町柿花までは一部を除き、概ね改良されておりますが、柿花から奥条を経て湯の花までの区間については、平成4年度から現道の拡幅に着手し、用地買収の完了したところから工事が進められております。
 猪倉から本梅町、宮前町を経て東本梅町までの区間については、昭和61年度から、本梅川沿いにバイパスルートが設定され、地域のほ場整備との整合を図り、車道部分については完成をしております。
 急速に改良が進んではいるものの、いまだ湯の花地域の現状は、幅員が狭く、線形も悪いため、車両の離合や自動車、歩行者の安全等に日常支障をきたしており、今後において、当該個所の整備促進が、早急に図られるよう強く要望するものであります。

 次に、国道423号でありますが、大阪府域における国道423号バイパス(都市計画道路御堂筋線)については、平成19年春、暫定2車線での供用開始に向け工事が進められております。
 一方、京都府内においては、安全かつスムーズな車両走行に支障をきたしている、法貴坂周辺部における道路線形改良等の早期の整備実現を目指し、京都府等に対し、要望活動を展開していることから、本年度京都府において、法貴坂周辺の線形改善を検討すべく調査設計が行われております。
 また、広域道路網整備計画の中で、平成10年6月、地域高規格道路の候補路線に指定された京都中部阪神連絡道についても、より現実的な計画路線に格上げされるよう要望活動を展開されております。
 道路を取り巻く状況が不透明ではありますが、京都府域における、国道423号の積極的な整備促進及び、京都中部阪神連絡道の計画路線への格上げについて、今後さらに要望活動等、積極的に展開されるよう望むものであります。

 次に、北陸新幹線でありますが、昭和48年に整備計画が決定されて以来、平成9年10月に高崎―長野間が開通し、以後、順次整備が進められております。
しかし、敦賀以西については、平成11年12月の与党整備新幹線協議会で「敦賀以西については、フリーゲージトレインの技術開発状況等をにらみつつ、米原ルートも含め検討すること」と、申し合わせ事項が確認されて以後、何ら進展をみていないところであります。
 北陸新幹線の整備は、21世紀において、沿線地域が格差なく発展する基盤づくりとして必要な社会基盤整備であり、その経済効果を一定期待する部分もありますが、整備新幹線は多額の地方負担を伴うため、「北陸新幹線口丹波建設促進協議会」のこれまでの33年間の取り組みを踏まえる中で、慎重に今後の取り組みを考える時期であると思います。

 厳しい社会経済情勢ではありますが、第三次亀岡市総合計画に示された「ゆとりを感じられる快適なまち」の実現に向け、本市の基幹交通網がより一層、整備促進されるよう望み、本特別委員会4年間の報告とします。


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