韓国・ムン山と北朝鮮・開城を結ぶ鉄道の試運転式が今日17日行われる。老朽化したトンネルや橋梁が数多くあり、定期運行はまだまだ先のことだろうが、北朝鮮を取り巻く世界情勢は確実に変化をしている。
安倍内閣は残念ながら国際関係の中で主導的地位に立っていない。いろいろな国際報道を見てると米国は日本に東アジアの中心的指導者としての役割を担って欲しいようである。
親米派の安倍首相は真っ先に米国を訪問したかったのだが、就任早々韓国中国を訪問したのは、米国の希望だったようだ。
米国は国内のこと、経済のことを考えると、米国一国主義を脱したいように見える。明らかに判断を誤ったイラク開戦。イギリスのブレア退陣もイラク開戦が契機となったようであり、泥沼化しているイラク戦争が米国の志気を急激に低下させているのは間違いない。
朝鮮半島の南北を結ぶ鉄道が機能するようになると、物流は飛躍的に伸びていく。シベリア鉄道との接続も視野にあるようで、ユーラシア大陸をつなぐ経済の大動脈になり、北朝鮮は物流が通るだけで、大きな通過収入が発生する。
韓国は、北朝鮮とは物流だけでなく、通信、電力の3大ネットワークインフラ構築を目標に青写真を描いているようだ。
北朝鮮と中国の物流に関しても、NHKなどの特集でも報道されているとおりで、日本も中韓との物流は伸びる一方にある。
このような活発な物流がある東アジア地域。政治的な問題が多い北朝鮮も含めて世界の中で一つの極が出来上がりつつある。
今韓国民の間では物価高に不満が出てきている。ビッグマックもスタバのコーヒーも韓国より日本の方が安いことをご存じだろうか。為替差益を武器とした韓国お買い物ツアーは過去の話なのである。
中国にしても、大金持ちの数は、全国民に対する割合は日本より少なくても、分母が日本の10倍では、絶対数は日本より多いと考えられる。
日本国の一番の課題は、東アジアの中で戦略的にリーダーシップを取れていないというか、米国ばかり見ていて、取ろうとする意思のないことだろう。
今は取り敢えず大手企業が経済を引っ張っているからいいが、少子化高齢化が進み人口減少社会が深まり、足腰が弱くなっていくことが見えている我が国にとって、東アジアでリーダーシップを取れる機会が近いうちに縮小してしまうのではないかと危惧する。
そろそろ安倍内閣には外交に対する積極性を発揮してもらわなくてはならない。
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