視察・学習報告


             (堺港発電所にて)

 6日(金)は、低炭素社会の実現に向けた様々な取り組みについての調査のため、環境モデル都市に指定されている大阪府堺市に行ってきました。
 
 午前中は、環境負荷の低減と低廉な電力の供給を可能にした、コンバインドサイクル発電所を視察しました。小生の理解が正しければ、コンバインドサイクル発電は、天然ガスタービンとそれから排出された高温ガスを利用して蒸気タービンを回すことにより、CO2の排出を大幅に削減する環境負荷の低い発電方式・・・・・のはずです・・・。
 
 午後からはリーガロイヤルホテル堺の大広間で開催された、基調講演とパネルディスカッションを拝聴しました。
 基調講演では、低炭素社会の実現に向け、一般家庭の太陽光発電の普及促進が必要不可欠と強調されておりました。小生も同感で、11月から「太陽光発電の新たな買取制度」がスタートし、設置補助金制度と相俟って一般家庭の太陽光発電は急速に普及すると思われます。
 しかし、ここで忘れてはならないのは、太陽光発電を設置した一般家庭からの買取に掛かる電力会社の経費は、電気を使用するすべての顧客が薄く広く負担(太陽光発電促進付加金)する事になる。つまり、太陽光発電を導入しない家庭や産業は、新たな負担を強いられる事になるのです。この負担について国民的コンセンサスが得られているのか疑問です・・・・・経済的事情等により太陽光発電を導入できない家庭もあるのです・・・環境負荷低減のための負担を弱者に負わせる結果にならないよう、今後の制度設計の改良が求められるのではないでしょうか。

 

 

 

 


  • コメント (0)
  • トラックバック (0)
トラックバックURL :
http://local.election.ne.jp/tb.cgi/9748

エレログ(地方版)TOP | エレログとは | 運営会社 | 免責および著作権について | お知らせ

Powered by i-HIVE inc., 2004 - 2006. このサイトは、コミュニケーションブログ コムログ ( ビジネスブログ )を利用して運用されております。