先日ご紹介しました公開討論会の音声が届きましたので、
公開しております。
http://www.election.co.jp/database/2007/20060328.html

また、メッセージをただきましたので、アップいたします。

■千葉県議選(松戸選挙区)公開討論会について

選挙区の生活者である主婦・学生・社会人など多様な住民層による有志で企画・運営される私たち「公開討論会を開く会」の開催も今回の県議選で12回目を迎えました。
地域を知悉した地元コーディネーターの輩出、ローカル・マニフェストの推進、音声ファイルのポッドキャスト配信、HPでの質問受付などを展開してきた『まつどスタイル』も、今回ばかりは定数内の立候補表明に留まっている(3/29現在)こともあり、選挙前とは思えない選挙区雰囲気の低調という現状があります。人口47万人の都市で、民意を直接反映できる日頃唯一の機会である選挙が「投票が行なわれずに終わるかもしれない」という民主主義の根幹に関わる危機を、今、私たちは迎えようとしています。もし、無投票となれば松戸市では昭和48年市長選以来の出来事となります。

千葉県議選の投票率は、昭和50年代より毎回低下し続けています(前回松戸選挙区38.54%)。 日常生活と県政が遠く、県議会や県議の役割はもちろんのこと、地方自治体そのものへの私たち有権者による理解と関心が不足していることが要因のひとつとして挙げられます。

「議員内閣制」である国政に対し、地方自治体は首長も議員も有権者によって直接選ばれる「二元代表制」であること。さらに昨今の「地方分権」推進による「国からの権限・財源移譲」で増大する知事の「執行権」をはじめとする県の力に対し、県会議員は一方の代表として、これまでの「住民と県政のパイプ役」から「議決権」と「条例制定権」を行使して、行政を監視・評価するチェック能力や自立的な政策提案能力がますます問われる時代となっ
たと認識します。

そこで本公開討論会は「私たち有権者は本来、子どもたちの未来の松戸や千葉県を選択することができるはず」という想いを込めて、パネリストとして出席される立候補予定者より擬似与野党として各課題に対する政策から争点を明らかして頂くという従来のスタイルから、討論会全体を通して、県議会及び県議の役割・関心低迷の要因と対策・選挙区の県政課題など「生活者視点から課題を明らかにする公開討論会」へと重点をシフトする討論展開を目指しました。

「無投票」を確信したか、前日突然の欠席回答を含め出席された立候補予定者は2名に留まり、人数は決して多くはありませんが熱心な来場者を前に丁寧な説明を伴う討論が展開され、従来の開催目的に加えて「私たち地域住民による理解と関心を高め、県議とそれを輩出する選挙の重要性を改めて見つめ直す機会」として、今後に繋がるきっかけとなれば幸いです。



 


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