(写真左は、福島県議会の委員会室にて原子力発電事故への対応について調査している様子)
(写真右は、宮城県陸前高田市の被害状況)
7~8日は、東日本大震災の被害状況調査と原子力発電所事故への対応調査のため、「福井県議会調査団」の一員として福島県・宮城県へ出向きました。
視察1日目は、福島県議会の委員会室をお借りして、原子力発電所事故への対応に係る調査・意見交換を実施しました。福島県議会が視察団を受け入れるのは、福島第一原発事故後初めてと言う事でした。全国一の原発立地県である本県の事情を汲み取って頂いての対応に深謝申し上げたい。
ところで、新幹線や福島駅から県庁までの移動の車中から見える範囲では、地震による甚大な被害状況(ただ、民家の屋根瓦は相当傷んでいました)は確認できませんでしたが、福島県庁の建屋から議会建屋に向かう途中の廊下の至る所でクラック修理の跡がみられました。地震の生々しい傷跡を初めて目の当たりにした瞬間でした・・・
また、福島県原子力安全対策課の小山課長さんから「原子力発電所事故への対応」について種々御説明頂きました。本県の今後の原子力行政や原子力災害対策の見直しに当たり、とても参考になる極めて貴重な現場の体験談を聞く事ができました。小山課長さんの貴重なご意見は私なりに6月議会で活かさせて頂きます。
視察二日目は、本県が集中支援を実施している岩手県陸前高田市を訪れました。
宿泊先の仙台市からバスで3時間かけて移動し、本県の災害ボランティア活動の拠点(宿泊先)である普門寺(曹洞宗)にて、ボランティア活動に対する行政支援のあり方や被災地の現状についての調査を行いました。今更言うまでもなく、陸前高田市は津波による甚大な被害を被った自治体です。普門寺内に納められていた身元不明の御遺骨は300を超えていました・・・・・これが現世か・・・発する文言が見つかりません・・・・
東日本大震災で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
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