議会関係

 20日(月)~21日(火)は東京にて、2011年の日本経済や金融市場動向と、今年から導入された東京都排出量取引制度についての視察調査を実施しました。
 そして、帰路の新幹線の車中で、暗いニュースに何とも言えぬ憤りをおぼえました・・・案の定、整備新幹線の未着工区間である金沢~敦賀間の認可・着工が先送りされたのです。理由は「認可・着工のための五つの条件が満たされていない」との事です。その五つの条件とは、

1、安定的な財源見通しの確保
2、投資効果
3、収支採算性
4、JRの同意
5、並行在来線の経営分離についての沿線自治体の同意
    
   です。
 
 私見ですが、整備新幹線未着工区間の認可・着工の今回の見送りは「半永久凍結処分」と重く受け止める必要があり、絶望的状況だと認識しています。なぜならば、五つの条件の中でも絶対必要条件である「安定的な財源見通しの確保」に関して、その財源となりえた鉄道運輸機構が抱える1.5兆円の利益余剰金は、1.2兆円程度が国庫返納されて基礎年金の財源の一部に充当され、残りの0.3兆円は経営が厳しいJR北海道・四国・九州やJR貨物の4社の経営支援をする仕組みに充当される事が確実になったからです・・・・・政府は、安定的な財源が消えた(消した)今でも、年明け以降も認可・着工の検討を続けると言うが、恒久政策すら財源不足に陥っている現況下で、一体どこから安定的財源を探し出してくるつもりなのか?!!留保予算(現在工事中の整備新幹線の事業費の一部を未着工区間に振り分ける予算)確保を盾にして、お茶を濁すつもりかも知れませんが、本県を愚弄するのもいい加減にしてほしい!!!

 残念至極ではありますが、本県への新幹線延伸が絶望的になった現実をしっかり受け入れなければならない・・・・いつまでも新幹線整備への期待と不安を抱いていては、本県のまちづくりは遅れるばかりです・・・・


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