議会関係
今議会は開会初日から正副議長の辞職願いが否決され波乱の幕開けとなりました。 その6月定例議会も前半の代表・一般質問、中盤の常任委員会を終えて、今日からは後半の特別委員会が始まりました。
初日の正副議長辞職願いの否決にも驚きましたが、昨日の土木・警察常任委員会の新聞報道等を読んでまたビックリ。(小生は産業常任委員会のメンバーのため、土木・警察常任委員会には出席しておりません。)
なんと、福井市中心部の足羽川に屋形船やカヌーを浮かべるために、2億円あまりもかけて木製の堰を整備するというのです。
2月定例議会時の土木・警察常任委員会では、小生も同委員会のメンバーでした。その時に我が会派の仲倉議員が初めて、この木製の堰について理事者に説明を求めたのです。その時の理事者の答弁は「堰の土台の床止めは治水上必要で、その経費は約1千万円」とのことであくまでも治水が目的であったと小生なりに理解していました。
しかし昨日理事者は「堰の土台となる床止めは、2月議会で提示した花月橋付近よりも九十九橋付近に床止めの整備が必要で、木製堰の事業費は約2億円」と説明したとのことです。
詳細については同僚議員にも話を聞かなければとは思いますが、木製堰整備後の親水ゾーン利活用のコンセプトも明確に示されず、しかも地元住民とのコンセンサスも充分に取れていないとも聞き及ぶこの事業を、いくら激特事業工事区間とはいえ、この事業の必要性を疑わざるを得ません。
この問題については、予算特別委員会でも取り上げられるとは思いますが、(小生も同委員会のメンバーですが、今回は質問時間の割り当てがありません・・・・)しっかりチェックしていく必要がありそうです。
本町(永平寺町)の治水事業だけをとってみても、木製堰よりも必要で緊急を要すると思われる河川改修事業はたくさんあります。今何が必要かはそこに住む地域の住民・行政が一番よくわかっています。
それにしても、このような事業計画等を目の当たりにすると、県を一方的に非難するだけではなく、税金の使い道も含めて地方の事は地方自身が自由に采配を振れる地方分権の確立を国に強く求めていく事も、我々地方議員に課せられた重要な仕事であることを最近痛感します。
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