28日(月)は、経済・雇用対策特別委員会が開催されました。ただ景気対策については国の政策によるところが大きく、今は政権交代後の民主党の経済対策の詳細が示されるのを待つしかありません。と言う訳で委員会は白熱した議論には至らず、午前中で終わりました。
ところで、小生は民主党の他の政策分野と比較して物足りない経済政策に以前から不安を感じています。中でも特に、円高を容認してでも内需主導での景気拡大策に力を注ぐことに重点を置きすぎて、外需をなおざりにしてしまっている点です。案の定、最近の藤井財務相の度重なる円高容認発言がダメ押しとなり、1ドル90円を挟んでの攻防となってしまっています。この行き過ぎた円高は輸出企業に大打撃となり、病み上がりの日本経済の回復の足を引っ張って雇用不安が拡大する「景気の二番底」へ向かう最悪の事態が懸念されます。
投資家が容易に円買いを仕掛けられるような財務相の安易な発言は、厳に慎むべきではないでしょうか…民主党には、外需に頼らざるを得ない中小零細製造業者を大事し、マーケットにはもっと細心の注意を払うと供に、したたかさも持ち合わせてもらいたい。
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