視察・学習報告
31日(火)は、永平寺川魚道整備後の川床状況調査に出向きました。
この日は、サクラマスレストレーション代表で名古屋市に在住の安田さんと、同会の事務局長で「レストラン サニーサイド」を経営する天谷菜海さんから状況説明を受けました。この日参加したのは「永平寺川にサケ・サクラマスの遡上を実現する会」の伊藤会長と同会事務局長の小林さん、福井土木事務所職員、町建設課職員、魚道の設計会社社長さんと小生。
天谷さんたちが魚道が整備された約320mの区間を、10~20m間隔で手作業で川床を掘ってその状況を考察した結果、「魚道工事中の想定外の増水により土砂が下流に流された模様。サクラマスは産卵後その卵の上をこの土砂で覆うため、充分な酸素が供給されなくなって孵化できない。」との事でした。治水・利水の観点からは何ら問題はないのですが、サクラマスの産卵場所としては適さないと言う事でした。この喫緊の課題に対応するため、それぞれが今出来る事を検討して近日中に再度打ち合わせする事にしました。
天谷さんや小林さんたちは、何年間もサクラマスの遡上実現に向けてその情熱を傾けてこられました。(「サクラマスレストレーション」でネット検索してそのブログをご覧頂ければ、その熱い思いを理解して頂けるのではと思います。) そして、その情熱に促されて今では行政(県・町)や地元住民の皆さんも巻き込んだ活動へと広がりつつあります。
人を動かす原動力となるのは「情熱」以外の何物でもない事を、天谷さんや小林さんにお会いするたびに痛感させられます。そしてその「情熱」は、我々議員が合わせ持たなければならない「資質」の中でも、最も重要なファクターだと認識しています。
最近のコメント一覧