県の相互乗り入れ案を了解

  • 泉 和弥
  • at 2012/11/30 06:22:00

県が、えち鉄と福鉄の相互乗り入れを2015年に開始する方針を示しました。来年度には着工予定とか。

11月27日に県、両鉄道会社、沿線市などによる事業検討会で変更案を県が示し、事業者、沿線市の了解を得たそうです。

市議会の議論では、

24年6月一般質問峯田議員「東側単独高架により、えちぜん鉄道の勝山永平寺線、三国芦原線のいずれもが福井駅に入ることになれば、相互乗り入れは考えなくてもよいのではないかとも考えられます。現在県との検討状況や今後の方向はどうなるのか。」に対する回答

◎越智特命幹兼都市戦略部長 「利用者にとっての利便性向上の観点からこれまでの議論で得られた成果を再度検証し、検討を進めていく必要があります。また、これまでの事業検討会議の議論の中で、新規利用者の動向把握のため両鉄道の乗り継ぎ割引運賃制度を先行的に実施することとなっております。今後は、この取り組みの結果を踏まえ運行方法や収支見通し、費用対効果などを検証するほか、費用負担に関して関係者間で詰める必要があり、県、沿線市町と十分に協議してまいります。」

H24年9月 皆川議員の一般質問に対し、越智特命幹兼都市戦略部長が「相互乗り入れと田原町駅整備の現状と今後の進め方についてですが、相互乗り入れは運行方法や収支見通し、費用対効果などを検証するほか、費用負担に関して関係者間で詰める必要があり、県、沿線市町と十分に協議をしてまいります。」との回答でした。

今回は県からポンと出されて、ハイと決まったように感じるのは私だけでしょうか。十分に協議とは乗り入れするかどうかも含めてかと思っていたのは私だけだったのでしょうか。乗り入れにかかる事業費(初期投資額)19億2千万円の費用負担協議に福井市とはいるとの事、来年着工するとなると福井市の来年度予算に負担分が計上されます。

 

新幹線着工、えち鉄高架による費用負担、並行在来線と福鉄のあり方の問題もあり、相互乗り入れによる収支見通し、費用対効果の検証結果を明らかにしていかないと私には理解できない。


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コメント

利用者の少ない地方では、現にある公共交通をフル活用して活性化することが必要です。今回もその取り組みの一環として評価できるのではないかと思います。
極端な採算度外視はいけませんが、公共交通は収益事業ではなく公益事業と捉えるべきなのです。議員の方には、どうやったら活性化するのか、どうやったら収支が少しでも改善するのかの議論もされる事を望みます。

  • Posted by 幸橋
  • at 2012/11/30 21:22:31

たしかに、公共交通を収益事業と捉えることは難しい時代になってきましたし、整備し残していきたいと思います。公共交通を残していくには公的支援が不可欠であり、他都市では福井より多額の支援額により活性化している電車もあります。
今回の県の話からはハード面を先行させ、幸橋さんのおっしゃるとおり議員も含めた沿線住民の、どうやったら活性化するか、収支が改善するかの議論に至っていないと思います。そこを残して予算審議のみの議論になってはいけないと思っています。

  • Posted by 泉
  • at 2012/12/01 22:48:32

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