小説を活かしたまちづくり

  • 泉 和弥
  • at 2012/2/09 23:40:00

 富山市は「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」を核に、人と地球環境に優しいまちづくりを進めています。平成20年度には、全国で13の「環境モデル都市」の1都市に選定されています。さらに平成23年度には、全国で11の「環境未来都市」の1都市に選定されています。公共交通とかコンパクトなまちづくりとか福井市が描くまちづくりに似ています。というか、福井市がまねているだけでは?と思ってしまいます。

 愛媛県松山市では、もう何年も前から、最近までNHKで放映されていた司馬遼太郎氏の小説「坂の上の雲」の舞台として、市内各地に点在している小説ゆかりの地、史跡、文化を発掘し結びつけて町全体を屋根のない博物館(=フィールドミュージアム)に見立てるまちづくりを行っています。NHKのテレビ作成、放映は、まちづくりを取り組むようになった後から決まった事だったそうですが、H22、23年の観光客は増加しているそうです。福井市も「江」にあやかり、観光客は増加、ソフトバンクの「お父さんの実家」である一乗谷とあいまって注目された一年ではあったと思います。

 松山市ではテレビ放映が終わり、次の企画を広島と連携してできないかと考えているそうで、「平清盛」に関連して展開していくようです。

 福井は?このままでは「ちょっとしたブームだった。」で終わりそうです。そういえば、映画をつくるそうですが、最近ご当地映画作成は各地で行われており、それだけでは〝まちづくり″ にはなりません。人や資源、文化を発掘し結びつける力が欲しいところです。


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