視察・学習報告
6月15日 新人議員7名で関西電力(株)美浜発電所、日本原子力発電(株)敦賀発電所、日本原子力機構 もんじゅ、へ行ってきました。
朝7時45分に福井市役所を出発。出発と同時に案内して頂いた関西電力の青木さんからのレクチャーが始まり日本原電に着くまで人類とエネルギーのかかわり、エネルギーの現状等をみっちり聞きました。
それぞれの発電所で、施設概要の説明を受けた後、定期検査中の施設の内部を案内してもらいました。
中央制御室、タービン建屋内です。
どの施設も今回の福島第一原子力発電所事故を踏まえた安全対策の実行計画を作成、実施(関電全体では1000億をかけて)しているところでした。すでに実施した緊急対策、23~24年度中に実施する応急対策、追加対策また今後の自己検証委員会などの提言を踏まえさらなる対策の強化を進めていく予定だそうです。
また、東電で使われている原子炉と関電で使われているものとは設計上違った点があり、たとえば使用済み燃料ピットが隣の補助建屋の地面より下にあり、核融合を制御する制御棒が電源喪失時は重力で炉心に落ちていきます。(東電は下から上へ機械的に押し上げなければならない構造だったので、上げられなかったのでは?)
敦賀1号機は沸騰水型と呼ばれる制御棒を下から押し上げるタイプです。また「もんじゅ」に関しては高速増殖原型炉という全く別のタイプでそれぞれ違った安全対策が必要になってきます。
視察研修を終え、帰りのバスの中でも青木さんから原子力の将来、新しいエネルギー開発の現状と展望について熱く語っていただき午後7時30分の到着までみっちり、エネルギーづけでした
北陸自動車道杉津パーキングからの夕日と敦賀原発です。杉津と書いてスイズと呼びます。
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