10月30日県自治会館で市町村議員合同研修会が開かれました。前半は、マニュフェストの最初の提唱者で、拓殖大学地方政治センター長の竹下譲氏でした。竹下先生の話は、49枚のスライドを使い、現在の議員の姿を表現し、順序だてて、なぜ今議会改革がさけばれているのか、どのように議会、議員は活動すべきか講演されていました。
スライドの言葉を一部紹介します。
いまの地方議会に問題があれば、議会改革は必要だが、今の議会に問題があるのか?
「問題があるとは思えない!」と考えている議員もいるのでは?
「少なくとも私には問題がない!」・・・という議員は多いはず。
議会でも、法律で定められた仕事(予算の決定・決算の認定・条例の制定・意見書の提出等)は完全にやっている!議会活動・自治会・研修・イベント・広報やホームページの更新などもがんばっている!議会の審議も効率的だし、“一般質問”までして、行政をいつもチェックしている。
しかし、本当に問題がないのでしょうか?
議員は選挙で選ばれる!議員として機能していくためには、住民の支持が必要!支持がなくなれば、落選・元議員
議員は議会の構成メンバーとして初めて機能することができる!
しかし“議会”が住民の支持を失えば批判として議員報酬の削減、議員定数の減少を求められる!
議案の審議過程をみれば、議員は職員の説明を聞くだけで、納得しているように見える。こういう審議を見た住民はどう思うか?
今の地方議会、そして議員は住民に評価してもらえるような議会活動をしていない。
議会は住民にとって絶対的に必要!しかし、今の住民は議会を軽視(or無視)する傾向がみられ、この傾向を変えることができるのは、議員・議会だけ!
住民が評価できるものに、変えるには・・・審議内容を住民が理解できるものに、また、満足できるものに変えていく事が必要!
福井市でも、これからが議会改革の実践段階です。
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