福島県郡山市市議会の創風会のメンバー4名(大城議員、七海議員、安斎議員、佐藤議員)においでいただき「災害時の議員の役割」といった内容で、意見交換会が福井市議会にて行われました。
以前、福井市議会会派一真会の議員が郡山市に除染について調査したことが縁で、今回福井県内を視察調査に来られた郡山市議会の皆さんに時間をいただいての開催となりました。
東日本大震災、福島第一原子力発電所事故を地震発生時から時間を追って郡山市内の状況を詳しく話していただきました。発災時、統一地方選前で二人が議員、二人がまだ一般市民だったそうです。一般市民の立場だった二人からは、不安な避難所生活の中で情報伝達があまりにも遅かったこと、避難所の声を行政に直接届けられる議員の姿が見られず、もっと地元に足を運んでほしかったとの意見がありました。
一方で議員だった二人からは災害対策本部では議員はオブザーバー的なポジションだったこと、命令系統がぐちゃぐちゃになり、情報が交錯したり、あいまいな情報で県、市の公表が二転三転してしまったとの反省がありました。
当時の話は本当に生々しく、震災による一般市民の避難所運営と原発事故による発電所周辺自治体からの避難住民受け入れなど実際に体験し、解決していった貴重な経験談でした。
現在の状況では、食の安全に関しては学校給食などの食材はすべてチェックしたものを使用していて、全国で一番安全安心な給食を提供できていて、最近話題になっている「おいしんぼ」のような話は、ないとも言われていました。
ただ、除染作業については人手がいるので進まない、いくら国から予算がついてきても追いつかない、執行できない状況だそうです。
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