視察・学習報告
福井県市議会議長会議員研修会で、小浜市へ来ました。第二次安倍内閣官房参与で、京都大学大学院教授の藤井聡氏の講演を聴きました。「ふるさとに人口と活力を取り戻す」といった演題で、非常に興味深く聴くことができました。公共工事、インフラ整備と地方の活性化について、データ分析と違った視点からその重要性を確認しました。
日本では、公共事業は特定の業者に利益が流れ悪であるという風潮があり、民主党政権下では「コンクリートから人へ」という言葉が生まれました。しかし世界先進国では計画的に公共投資、インフラ整備を行っており20万人規模の各地方都市まで高速交通網で整備されている事実をあげ、産業活性化、人口増加のためには地方への投資の重要性を強調されていました。
藤井氏は地方こそ公共投資を積極的に行い、インフラストックの都市部偏在を改めなけれなならないと言われていました。
同じ日、都道府県知事会議において福井県の杉本副知事は、地方への企業移転を促すためにふるさと企業減税を提案(税制改正を提案)したとの報道がありました。その後政府主催の全国知事会議においては、自治体が柔軟に使える新交付金の導入を提案したところ、安倍首相は導入時期を明言しなかったそうです。
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