第4回棚倉町議会定例会提出議案町長説明要旨(全文)
本日ここに、平成22年第4回棚倉町議会定例会の開催にあたり、御出席を賜り心より感謝を申し上げます。
さて、本定例会に提出いたします議案は、平成21年度棚倉町一般会計及び特別会計並びに上水道事業会計の決算認定に関する議案11件のほか、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に伴う報告1件、条例の一部改正に関する議案1件、平成22年度補正予算に関する議案6件の総数19件であります。
議案の説明に先立ち、消防団活動について御報告申し上げます。去る8月22日、福島市の県消防学校で開催された第37回福島県消防i操法競技大会に、棚倉町消防団が郡の代表として、小型ポンプの部とポンプ自動車の部にダブル出場いたしました。
その結果、第1分団第4班が小型ポンプの部で第5位、第6分団第1班がポンプ自動車の部で第12位となり、中でも小型ポンプの部では出場チーム中、最速のタイムを出すなど、両チームともに訓練の成果を十分に発揮されました。
ここに改めまして、選手をはじめ関係者の皆様、そして猛暑の中御声援いただきました議員各位並びに町民の皆様に感謝と御礼を申し上げます。
次に、議案の概要について御説明申し上げます。帽'一まず、報告第4号平成21年度決算に基づく地方公共団体の財政の健全性に関する比率の報告についてでありますが、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、財政の健全性に関する比率の報告をするものであります。
次に、議案第35号職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、地方公務員法第25条第2項の規定により、職員の給与から控除できる項目を定めるため、所要の改正をするものであります。
次に、議案第36号平成22年度棚倉町一般会計補正予算についてでありますが、主な内容は、歳入につきましては、県支出金、平成21年度からの繰越金、繰入金及び諸収入の増額補正であり、歳出につきましては、ルネサンス棚倉施設維持管理費、住宅維持管理費、安心こども基金を活用した幼稚園へのAED整備事業費等の増額のほか、当面する所要の経費の補正であります。
次に、議案第37号平成22年度棚倉町国民健康保険特別会計補正予算についてでありますが、主な内容は、非自発的失業者に対する国保税軽減措置に伴うシステム改修費、レセプトオンライン請求に伴うシステム改修費及び平成21年度国庫療養給付費負担金確定に伴う償還金など、所要額の過不足額についての補正であります。
次に、議案第38号平成22年度棚倉町介護保険特別会計補正予算についてでありますが、平成21年度事業の精算に伴う補正であります。
次に、議案第39号平成22年度棚倉町簡易水道事業特別会計補正予算についてでありますが、歳入では、前年度繰越金及び8月の落雷による災害共済金の計上、歳出では、これら施設の修繕に伴う補正であります。
次に、議案第40号平成22年度棚倉町農業集…落排水事業特別会計補正予算についてでありますが、歳入では、排水施設分担金の増額、前年度繰越金の計上、及びこれに伴う一般会計繰入金の減額補正であります。
次に、議案第41号平成22年度棚倉町上水道事業会計補正予算についてでありますが、収益的支出については、人事異動に伴う人件費の増額、資本的支出については、石綿セメント管更新事業の工事内容変更に伴う補正であります。
次に、認定第1号平成21年度棚倉町一般会計決算認定についてでありますが、平成21年度の本町財政は、歳入面では、地方交付税において、地域雇用創出推進費の新設等により増額となりましたが、世界的な景気後退が続く中で、町税、地方譲与税、各種交付金及び繰入金が減額となり、その他、国・県補助金等の財源確保を図り、補てん財源として、財政調整基金をはじめとする各種基金からの繰入や臨時財政対策債により不足財源を確保してきたところであります。
歳出面では、前年度比較で、物件費、扶助費、補助費等、繰出金、普通建設事業費等が増額、人件費、公債費が減額となったところであり、限られた財源の有効利用を図り、第5次棚倉町振興計画に掲げる目標達成のための各種施策について推進してきたところであります。
平成21年度実施事業の主なものとしては、子どもセンター整備をはじめとした各種子育て支援対策事業、中学3年生までの医療費無料化事業、棚倉中学校耐震補強改修事業、小中学校のパソコン・電子黒板等整備事業、ルネサンス棚倉の遊具整備や人工芝・天然芝張替え事業及び文化センタープラネタリウム投影機更新事業等を実施してまいりました。この結果、歳入で56億8,142万4,631円、歳出で55億527万5,408円となり、歳入歳出差引残額は1億7,614万9,223円となりました。このうち、繰越明許費繰越額が4,906万1,000円、財政調整基金に6,400万円を積み立てし、残額を平成22年度に繰り越したところであります。
次に、認定第2号平成21年度棚倉町国民健康保険特別会計決算認定についてでありますが、平成21年度の国民健康保険特別会計決算は、歳入総額15億2,882万235円に対し、歳出総額14億3,274万1,719円で、差し引き9,607万8,516円の剰余金であります。
この剰余金は歳入において、国・県の調整交付金、退職医療交付金等が概算見込額よりも伸びたこと、さらに、歳出においても、医療費の伸びが前年比6,7㌫も減少したことが主な要因であります。この結果、この剰余金を繰越金として22年度の本算定時の歳入財源とし、税率の引下げができたところであります。
いずれにいたしましても、国民健康保険は町民の暮らしと健康を守る基礎的な社会保障制度でありますので、その財源確保と保健事業の推進や被保険者の適正受診による医療費抑制対策に一層努めてまいる所存であります。
次に、認定第3号平成21年度棚倉町後期高齢者医療特別会計決算認定について、認定第4号平成21年度棚倉町老人保健特別会計決算認定について、認定第5号平成21年度棚倉町介護保険特別会計決算認定について、認定第6号平成21年度棚倉町簡易水道事業特別会計決算認定について、認定第7号平成21年度棚倉町公共下水道事業特別会計決算認定について、認定第8号平成乞1年度棚倉町農業集落排水事業特別会計決算認定について、認定第9号平成21年度棚倉町宅地用地取得造成事業特別会計決算認定について及び認定第10号平成21年度棚倉町霊園整備事業特別会計決算認定については、それぞれ会計目的に沿った事業を実施したところであります。
なお、それぞれの会計別決算の詳細につきましては、各会計の決算事項別明細書及び主要施策の成果に関する説明書のとおりであります。
次に、認定第11号平成21年度棚倉町上水道事業会計決算認定についてでありますが、平成21年度の上水道事業の業務概要は、給水世帯で4,492世帯、給水人口は1万4,215人、年間総有収水量は132万2,872立方メートルになり、前年度対比1.8㌫の減少になりました。
まず、収益的収入で3億7,868万5,073円、収益的支出で3億7,187万1,604円となり、単年度純利益は681万3,469円の内容となりました。また、資本的収入は2億5,735万1,350円、資本的支出は3億9,735万6,520円となり、支出額に対する収入不足額については、過年度分損益勘定留保資金、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、建設改良積立金により補てんし決算したものであります。
以上が本定例会に提出いたしました議案の概要でありますが、詳細につきましてはそれぞれ主管課長より説明させますので、慎重御審議の上、御議決並びに御認定を賜りますようお願いを申し上げ、提出議案の説明といたします。
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