平成2838日招集

2回棚倉町議会定例会提出議案町長説明要旨(全文)

 

本日ここに、平成28年第2回棚倉町議会定例会を開催するにあたり、御出席を賜り心より感謝を申し上げます。

 

議案の説明に先立ち、本町の平成28年度当初予算編成につきましては、「人を・心を・時をつなぐたなぐらまち」を将来像とする第6次棚倉町振興計画にもとづき、2年目となることから、その着実な進展を図り自立と協働のまちづくりを進め、「住民が主役のまち」「安心で優しいまち」「誇りと愛着のもてるまち」を基本理念としたまちづくりと、昨年10月に策定しました「棚倉町まちひとしごと創生総合戦略」の4の基本目標「魅力ある産業の継承・創出と安定した雇用の創出」「棚倉で暮らしたい、棚倉に来たいと思う人を増やす」「結婚・出産・子育て・教育環境の充実」「人と地域をつなぐまちづくり」を積極的に推進する編成としたところであります。

また、東日本大震災から5年目となりますが、福島県においては復興も道半ばにあり、特に原発事故による風評被害は払拭されておらず、厳しい財政環境の中、国の予算編成基本方針及び地方財政計画並びに県の市町村予算編成指針に基づき予算編成をしたところであります。特に、本町財政運営につきましては引き続き厳しい状況にあることから、国・県補助金及び自主財源等の歳入財源の確保に努めるとともに、行政改革大綱に基づき、さらなる事務事業の見直しや歳出削減に取り組み、振興計画の理念の創造に向けて諸施策を積極的に展開しようとするものであります。

 

次に、平成28年度の主要な事業及び施策について御説明申し上げます。

1に、「将来を担う人材と文化を育むまち」についてであります。

まず、子ども・子育ての一元的な施策や支援を図ることと保護者への行政サービスの充実をはかるため組織機構の見直しを行い、教育委員会に子ども教育課を設置し、保育園及び幼稚園の未就学児への支援を併せて行ってまいります。

また、幼児期の保育の充実と働く子育て世代の支援の重要性に鑑み平成30年度から

実施予定の幼稚園3年保育につきましては、平成28年度に棚倉幼稚園において3歳児保育を試行的に行い、その中で本格的実施に向けた課題等の整理を行い、幼児の成長段階に応じた教育の充実を図るとともに、生きる力の基礎を培う教育と幼稚園における子育て支援策の充実に努めてまいります。

 

次に、社会福祉法人棚倉保育園新園舎建設につきましては、平成304月開園を目指して今年度、事業に着手することから、国庫補助金に町補助金を上乗せして支援を行い、待機児童の解消と保育環境の向上に努めてまいります。

 

次に、新たに子育て支援事業の一一環として、子育てに要する育児用品の購入費用に対する助成事業や赤ちゃんと保護者が絵本を介して、心ふれあう時間をもつきっかけを届けるブックスタート事業を併せた、「すこやか赤ちゃん応援事業」を実施し、子育て支援に努めてまいります。

 

次に、学校教育につきましては、心身ともに健やかで個性を活かし、創造性を育成する場として施設や環境の整備、内容の充実と学校・地域の一体化、愛郷心や思いやり、ボランティア精神を持つ人間性豊かな子どもの育成を目指してまいります。

また、特色ある教育を推進するため幼・小・中学校の発達段階に応じたキャリア教育を推進し、夢の実現を図る学力の向上、豊かな心と健康な身体の育成に努めてまいります。

 

次に、生涯学習の充実につきましては、「いっでも、どこでも、だれでも」を基本理念に、個々の生活スタイルや年代に適した学習の場を提供するとともに、生涯学習を通して学んだことや趣味・特技等を活かして、自主的・自発的な活動ができる「だがしや楽校」の充実を図ってまいります。

また、子ども達が様々な社会体験学習を通して、学ぶことや働くことへの理解を深め、子ども達の「夢」を育むことを目指して実施しています「チャレキッズin棚倉」の充実を図るとともに、青少年の健全育成と地域の教育力の向上に努めてまいります。

 

次に、生涯スポーツの充実につきましては、気軽にスポーツに親しむことができる環境を整備するため、「町民皆1スポーツ」を目指して、いつでも、誰でも、好きなレベルで、いろいろなスポーツを楽しむことができる「総合型地域スポーツクラブ」を設立いたします。

 

次に、文化・芸術活動の振興につきましては、町民一人一人が心にゆとりを持ち、すぐれた芸術を鑑賞する機会や自主的な創作活動の成果を発表する場の提供を図ってまいります。

また、開館以来20年が経過しています文化センターにつきましては、引き続き大ホールの舞台機構設備改修工事等を行い、施設の長寿命化を図るとともに、大ホールの事業に支障のないよう適正な管理に努めてまいります。

 

次に、文化財保護事業につきましては、本町の歴史を多くの方にPRし、「城下町棚倉」の再発見と新たな棚倉の文化を創造していくために、引き続き「新棚倉藩物語一町まるごとミュージアム」事業を実施してまいります。

また、国指定を目指しております「棚倉城跡」につきましては、今年度も継続的に調査を進めてまいり、さらに、「流廃寺跡」につきましては、保存と活用を図るため、「保存活用計画」の策定に取り組んでまいります。

 

2に、「安心して暮らせる思いやりのまち」についてであります。

まず、防災・消防関連の主な事業につきましては、第3分団第4班の小型ポンプ付積

載車更新事業、さらに、耐震性貯水槽2基の設置工事を計画しており、消防体制の基盤強化を図ってまいります。

 

次に、原発事故に伴う放射能対策としての除染事業につきましては、棚倉町除染実施計画に基づき、除染対象地域の除染を進めるとともに、仮置き場等の適正な管理や「ふくしま森林再生事業」に引き続き取り組んでまいります。

 

次に、上水道及び簡易水道事業につきましては、安全で安定的な水道用水を供給するため、引き続き計画的な石綿セメント管の布設替え工事や漏水調査を実施し、有収率の向上に努めるとともに、辺地債を活用した山岡簡易水道施設の改修を図るなど、既存施設の長寿命化に努めてまいります。

 

次に、町営住宅につきましては、「棚倉町町営住宅長寿命化計画」に基づき、既存住宅の修繕、建て替え等の実施について、国の社会資本整備総合交付金事業を活用し、安全かつ安心して暮らせる町営住宅の整備に努めてまいります。

 

次に、治山、治水対策事業につきましては、最近の短時間の局所的な豪雨や台風などで渓流等から土砂等の流失が発生し、民家や道路、農地等に被害がおよぶことから各行政区等の実情や要望把握に努め、事業主体である県に対し事業化協議や要望を行い、速やかに事業が着手できるよう引き続き、要請活動を展開してまいります。

 

3に、「健やかにみんなで支え合うまち」についてであります。

まず、母子保健事業につきましては、安心して産み育てやすい環境づくりのため、引き続き、妊婦健康診査の全額助成や特定不妊治療費の助成を継続してまいります。

 

次に、健康増進事業につきましては、大腸がん、子宮頸がん、乳がん、胃がん、肺がん、前立腺がん検診について、特定年齢の方に対し、引き続き無料クーポン券を交付し、受診率の向上に努めてまいります。

また、健康づくり教室や介護予防教室、さらには、特定健診・がん検診受診者等に対して、引き続き、いきいき健康たなちゃんポイントを付与し、参加者の増加と受診率の向上に努めてまいります。

 

次に、予防接種事業につきましては、乳幼児や児童に対しての定期予防接種を実施するほか、65歳以上の高齢者肺炎球菌及びインフルエンザワクチン接種の一部助成について、引き続き実施してまいります。

また、新たに「子どもインフルエンザ予防接種助成事業」と「おたふくかぜワクチン接種助成事業」を導入し、子ども達の感染症予防と健康増進に努めてまいります。

 

次に、高齢者福祉につきましては、27年度から29年度までの第6期高齢者福祉計

画及び介護保険事業計画に基づき、引き続き、介護保険サービスの充実と介護予防事業に取り組んでまいります。

 

次に、在宅福祉事業につきましては、引き続き、ひとり暮らしの高齢者などを対象とした、配食サービス、緊急通報体制の整備、軽度生活援助、住宅改修支援などを実施してまいります。

また、ひとり暮しの高齢者などの安否や健康状態を確認する機会を増やす取り組みとして、民間事業所と協定を結んだことから高齢者地域見守りネットワークを推進強化してまいります。

 

4に、「活気に満ちた活き活きとしたまち」についてであります。

まず、農業振興につきましては、農産物価格の下落、農業従事者の担い手不足、耕作放棄地の増加など多くの課題があり、水田営農対策事業における集落団地化育成モデル事業及び農業振興補助事業や農業経営支援事業を実施し、国・県制度の推進と併せまして町独自の施策を展開してまいります。なお、消費者の安全・安心に対する信頼回復のため、米の全量・全袋検査、農産物等の放射性物質簡易検査及び塩化カリウムの配布などにつきましても引き続き実施してまいります。

 

次に、多面的機能支払事業の推進につきましては、地域の共同活動によって支えられている農業・農村の有する多面的機能の維持・発揮を図ることを目的に実施されておりますが、活動組織の取り組みは益々重要となり、共同活動を通して地域環境の改善や地域コミュニュティのより一層の活性化が図られるものと期待できることから、活動組織が増加するよう推進を図ってまいります。

 

次に、有害鳥獣対策につきましては、イノシシによる農作物に対する被害が拡大している状況から、引き続き、イノシシ捕獲に対する町独自の報償金に加え、28年度からは、東白川地域鳥獣被害防止広域対策協議会が新たに設立されることから、広域的な被害防止対策に努めてまいります。

 

次に、林業振興につきましては、引き続き「棚倉町森林整備計画」に基づき、国・県補助金等を活用した、下刈り、除・間伐等の保育事業及び森林の育成・保護や景観を保持するため松くい虫防除について実施するとともに、県の森林環境税を活用した啓発事業等を行いながら、森林整備等の推進に努めてまいります。

また、「ふくしま森林再生事業」につきましては、事業の最大限のメリットを活用し、引き続き、間伐等の森林施業と路網整備を一体的に実施し、森林の公益的機能を維持向上させるとともに放射性物質を低減し、本町の森林再生を図ってまいります。

 

次に、商工業の振興につきましては、横浜市鶴見区におけるアンテナショップ事業を展開しながら、各種イベントや、まつり事業と併せまして、東日本大震災からの復興と、本町の活性化を図るため関係団体と協力・連携し、引き続き支援してまいります。

 

次に、中小企業向けの商工業者経営合理化資金融資制度につきましては、融資枠を15千万円とし、制度利用者の借入時における信用保証料の補助を改正しており、国・県で実施する制度資金や保証制度と併せまして、商工業者及び創業を希望する方に対し金融面からの支援をしてまいります。

 

次に、企業誘致につきましては、町内の企業に向けては、国・県補助金などの優遇制度や、本町の優遇制度を紹介し工場等の増設や設備投資を促し、さらに、町外の企業に向けては、これら優遇制度と併せまして、空き工場用地の紹介をしながら誘致活動に取り組み、雇用の場の確保に努めてまいります。

 

次に、雇用対策につきましては、本町が開設しております無料職業紹介所や白河公共職業安定所と連携しながら、求人、求職の相談を行ってまいります。

次に、観光につきましては、観光入込客数の回復が見込まれておりますが、昨年度に引き続き、観光ガイド育成事業を実施するとともに、この春に実施されます「ふくしまアフターDC」をはじめ、本町の魅力を発信できる広域的な大型誘客キャンペーンと連携し、さらなるPRに努めてまいります。

また、町のホームページやフェイスブック、各種イベントを通して、積極的に観光等の情報を発信しながら、観光客の誘客に努めてまいります。

 

5に、「みんなを結ぶ安心で快適なまち」についてであります。

まず、町道の整備につきましては、引き続き、国の社会資本整備総合交付金事業により、段河内平塩線道路改良工事をはじめとした事業や、橋梁の長寿命化と耐震対策に取り組むほか、側溝修繕等の維持補修や地域の要望に取り組むなど、生活路線の安全性と利便性の向上を図ってまいります。

 

次に、国県道の整備状況につきましては、福島県県南建設事務所が主催する「事業調整会議」において、道路改良及び歩道整備等の要望を実施しているところでありますが、現在は、「国道118号大宮工区歩道整備事業」をはじめ、「主要地方道黒磯棚倉線日向前工区歩道整備事業」が鋭意進められておりますので、早期に完成が図られるよう、引き続き、強く県に要望してまいります。

 

次に、提出議案について御説明申し上げます。

今定例会に提出いたします議案は、専決処分の報告1件、上水道事業会計資本剰余金の処分及び資本金の額の減少に関する議案2件、27年度補正予算に関する議案8件、条例の制定に関する議案4件、条例の一部改正に関する議案18件、条例の廃止に関する議案1件、28年度一般会計予算及び特別会計・事業会計予算の当初予算に関する議案9件の総数43件であります。

 

まず、当初予算関係議案についてでありますが、只今、主要施策について申し上げましたが、町政における28年度一般会計予算規模は、歳入歳出予算の総額を、681,700万円とし、前年度当初予算対比、1.3パーセント減の予算としたところであります。歳入財源の主なものにつきましては、町税201,8299千円、地方消費税交付金24,0185千円、地方交付税177,4347千円、国庫支出金82,8504干円、県支出金68,5376千円、繰入金48236千円、諸収入21,6686千円、町債は、臨時財政対策債を含めて41,750万円の借り入れを予定し、繰入金においては、財政調整基金、公共施設整備補修基金、人材育成基金及び福祉基金などからの取り崩しを行っております。

 

次に、各特別会計及び事業会計についてでありますが、総額365,9379円を計上いたしました。

まず、国民健康保険特別会計につきましては、予算総額を174,6972千円とし、前年度当初予算対比4.9パーセントの減となりました。

なお、予算の編成に当たっては、国の指針に基づき、医療費の過去の実績や近年の動向を踏まえ、前年度実績見込額に一定の伸び率を乗じ算出したものであります。

次に、28年度の国保税現年課税分につきましては、前年度より1,4459千円減の37,3498千円を必要額とし、前年度当初予算対比3.7パーセントの減となりましたが、国保税につきましては、毎年6月の本算定時になりませんと、被保険者数や応能割課税の基礎となる総所得等が確定されませんので、現時点では、27年度課税ベースによる暫定的な収入見込額として計上しております。

なお、本予算案につきましては、218日に開催の国民健康保険運営協議会に諮問し、原案に異議のない旨の答申を受けておりますので、御報告を申し上げます。

 

次に、後期高齢者医療特別会計につきましては、予算総額12,9251千円となり、前年度当初予算対比0.4パーセントの減となりました。保険料につきましては、2年ごとの改定の年にあたりますが、2829年度分の保険料は、均等割417百円、所得割8.19パーセントで、本年度同様据え置きとされたところであります。

なお、本町の事務処理につきましては、広域連合及び本町の後期高齢者に関する条例を基本に、広域連合と連携を図りながら、円滑な事務処理に努めてまいります。

 

次に、介護保険特別会計につきましては、予算総額134,577万円とし、前年

度当初予算対比3.7パーセントの増となりました。

内容につきましては、特別養護老人ホームへの入所の増加、ショートステイや訪問・通所介護等の在宅サービスの利用増加を見込んでおり、第6期介護保険事業計画に基づく介護予防事業を、今後も引き続き積極的に展開し、介護保険事業の健全な運営に努めてまいります。

 

次に、上水道事業会計予算につきましては、収益的収入では、42,6912千円、収益的支出では138,043万円を計上いたしました。

また、資本的収入及び支出につきましては、収入で7,9192千円、支出額では、22,2484千円となり、収支差し引き14,3292千円の歳入不足となりますが、この不足額については、当年度分消費税の調整額及び、過年度分損益勘定留保資金並びに建設改良積立金により補てんし、運営する内容となっております。

なお、・28年度予算につきましては、水道施設の帰属に関連した予算も含まれており、収益的支出については大幅な増となっておりますが、これらは帰属のために生じる減価償却費の支払いや資産の除却に伴うものであり、この補てん財源については前年度からの繰越利益剰余金を充てて処理することとしております。

 

なお、簡易水道事業、公共下水道事業、農業集落排水事業及び霊園整備事業の各特別会計につきましては、事業目的に沿って施設の維持管理と適正な会計管理に努めてまいります。

 

次に、報告第1号専決処分の報告についてでありますが、平成276月議会の議決を受けて工事請負契約を締結しました山岡小学校耐震補強改修工事において、仮設計画の変更に伴う仮設各種工事及び外構や階段改修の追加工事等が必要であったことから、工事請負変更契約を専決処分したので報告するものであります。

 

次に、議案第1号平成27年度棚倉町上水道事業会計資本剰余金の処分及び、議案第2号平成27年度棚倉町上水道事業会計資本金の額の減少についてでありますが、白河地方広域市町村圏整備組合水道用水供給事業からの受水に伴い整備した水道施設のうち鶴子山増圧ポンプ場や緊急遮断弁室、白河市関辺分岐から棚倉受水池までの送水管等は、平成2841日以降白河地方広域市町村圏整備組合に帰属することになりますが、これら帰属に伴い減価償却費の支払いや資産の除却により、平成28年度会計において多額の損失計上により欠損金が生じることから、これを回避するため平成27年度において利益剰余金を増額し、欠損金の繰越が出ないようにするため、地方公営企業法の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。

 

次に、条例制定及び改正等の議案についてでありますが、まず、議案第11号行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例、議案第12号棚倉町行政不服審査会条例、議案第13号棚倉町行政不服審査関係手数料条例、議案第14号棚倉町固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例につきましては、行政不服審査法の施行に伴う関係条例の文言の整理や、所要の改正をしようとするものであります。

 

次に、議案第15号棚倉町人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例につきましては、地方公務員法の一部改正に伴い、人事行政の運営状況の公表事項を改正しようとするものであります。

 

次に、議案第16号地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例につきましては、地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部改正に伴う文言の整理や、所要の改正をしようとするものであります。

 

次に、議案第17号棚倉町職員の降給に関する条例につきましては、地方公務員法の一部改正に伴い、職員の降給に関し必要な事項を定めようとするものであります。次に、議案第18号議会議員の議員報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例及び議案第20号棚倉町長等の給与に関する条例の一部を改正する条例につきましては、今年度の福島県人事委員会の報告及び勧告に基づく期末手当の改定に準じ、支給月数を0.05月分引上げるため改正をしようとするものであります。

 

次に、議案第19号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一・部を改正する条例につきましては、行政不服審査会及び鳥獣被害対策実施隊の設置に伴い、改正しようとするものであります。

 

次に、議案第21号職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例につきましては、今年度の福島県人事委員会の報告及び勧告に基づく給料表の改定と勤勉手当の改定に準じ、基本給を平均0.18パーセント引上げ、また、勤勉手当の支給月数を0.1月分引上げるため改正をしようとするものであります。

 

次に、議案第22号棚倉町税条例の一一部を改正する条例につきましては、地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴い、地方税の猶予制度について、地方分権を推進する観点から一定の事項については条例で定めることとされたため、所要の改正をしようとするものであります。

 

次に、議案第23号棚倉町税条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例につきましては、地方税法施行規則等の一部を改正する省令が平成27930日に公布されたことに伴い、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に規定する個人番号及び法人番号の税務関係書類への記載の見直し並びに引用法令及び文言の整理に伴い、棚倉町税条例等の一部を改正する条例についても、所要の改正をしようとするものであります。

 

次に、議案第24号棚倉町復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例につきましては、福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律が平成2757日に公布されたことに伴い、引用条文の改正をしようとするものであります。

 

次に、議案第25号棚倉町震災復興基金条例を廃止する条例につきましては、平成26年度末をもって一般会計への繰出等により基金残高が無くなったことにより基金条例を廃止しようとするものであります。

 

次に、議案第26号棚倉町いじめ問題対策連絡協議会等条例につきましては、いじめの防止対策として、いじめ防止対策推進法に基づきいじめの防止等に関する機関及び団体の連携を図るため、棚倉町いじめ問題対策連絡協議会を設置しようとするほか、必要な機関を設定しようとするものであります。次に、p案第27号棚倉町山本いこいの村条例の一部を改正する条例につきましては、現在本施設は、除染による仮置場設置に伴い、施設の一部が撤去されており、今後の施設の利活用を含め、実態に合わせた改正をしようとするものであります。

 

次に、議案28号棚倉町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、建築基準法施行令の改正と国の家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の改正に伴い改正をしようとするものであります。

 

次に、議案第29号棚倉町ひとり親家庭医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例につきましては、福島県ひとり親家庭医療費助成事業補助金交付要綱の一部改正に伴い、ひとり親家庭の定義に「DV防止法による保護命令を受けた児童を監護する家庭」を追加しようとするものであります。

 

次に、議案第30号棚倉町重度心身障害者医療費の給付に関する条例の一部を改正する条例につきましては、介護保険法の一部改正に伴い改正をしようとするものであります。

 

次に、議案第31号棚倉町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例及び棚倉町指定地域密着型介護予防サービス事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、厚生労働省令の一部改正に伴い、認知症デイサービス等について、運営推進会議の設置が義務付けられたことにより改正をしようとするものであります。

 

次に、議案第32号棚倉町農業集落排水施設条例の一一部を改正する条例につきましては、現行条例の汚水の排除に関する部分については下水道法の規定を適用させておりますが、農業集落排水施設は浄化槽法に基づく施設であることから、浄化槽法の規定する内容に改正をしようとするものであります。

 

次に、議案第33号棚倉町上水道施設設置条例の一部を改正する条例につきましては、水道施設の帰属に伴い本条例第2条に規定しているこれら施設を廃止するため、改正をしようとするものであります。

 

次に、議案第34号棚倉町消防団設置等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、消防団をとりまく環境は、社会経済情勢の変化により、大変厳しく、これまでも消防団自らが定期的に組織等の見直しを検討してきたところでありますが、今般、本団運営や組織力の充実強化のため、指導部長の増員にかかる組織体制の一部を改正しようとするものであります。

 

次に、27年度の補正予算関係についてでありますが、一般会計につきましては、歳入については、交付税や国庫支出金の増額補正、県支出金の減額補正、歳出については、総務費における積立金の増額補正、民生費における年金生活者等支援臨時福祉給付金給付事業の増額補正、衛生費における除染対策事業などの減額補正等であり、補正予算に関連し繰越明許費等を設定する予算を計上しようとするものであります。その他の特別会計につきましては、主に、事務事業費の確定見込などによる計数整理のための補正であります。

 

以上が提出議案の概要であります。

引き続き厳しい財政状況ではありますが、第6次振興計画を着実に推進し、「元気と笑顔生まれて良かったたなぐらづくり」「安心と活力住んで良かったたなぐらづくり」を目指して各種施策を積極的に取り組んでまいります。

議員各位をはじめ、町民の皆様には、一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

なお・議案の詳細説明につきましては、それぞれ主管課長より説明をさせますので、慎重御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げ、提出議案の説明といたします。

 


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