議会関係

平成196.13日招集

3回棚倉町議会定例会提出議案町長説明要旨

 

本日ここに、平成19年第3回棚倉町議会定例会の開催にあたり、御出席を賜り心より感謝を申し上げます。

さて、本定例会に提出いたします議案は、平成18年度繰越明許費繰越しの報告2件、土地の処分の議案1件、条例の一部改正に関する議案3件、平成19年度棚倉町一般会計及び特別会計補正予算に関する議案3件の総数9件であります。

 

議案の説明に先立ち平成18年度の決算状況について御報告申し上げます。平成18年度におきましては、町税等について当初予算を上回る額を確保し、歳出においても、年間を通して経費の節減に努めながら各種施策を適切に執行することができました。その結果、一般会計では約12,264万円、国民健康保険特別会計では約5,792万円、上水道事業会計では収益的収支で約1,712万円の剰余金をそれぞれ確保することができました。また、その他の特別会計につきましても、それぞれ会計R的に沿った事業を適切に執行することができました。これも議員各位の御理解と御協力によるものであり深く感謝を申し上げます。

次に、提出議案についてその概要を御説明申し上げます。

まず、報告第3号平成18年度棚倉町繰越明許費繰越しの報告についてでありますが、一般会計において、繰越明許費として設定いたしました小学校耐震補強改修事業について、平成18年度事業費を平成19年度へ繰り越したことにより、報告するものであります。次に、報告第4号平成18年度棚倉町繰越明許費繰越しの報告についてでありますが、介護保険特別会計において、繰越明許費として設定いたしました介護保険制度改正に伴うシステム改修事業について、平成18年度事業費を平成19年度へ繰り越したことにより、報告するものであります。

 

次に、議案第37号土地の処分についてでありますが、かねてより雇用機会の創出と地域経済の活性化を図るため、企業誘致推進員の情報をもとに、舘ヶ丘町有地に企業誘致を進めておりましたが、去る524日、業務拡張計画により本町への進出を希望する、埼玉県川口市に本社を置く「東洋シャフト株式会社」と、工場立地に関する基本協定、及び土地売買についての仮契約を締結したところであり、これらに係る町有地を売却するため、議会の議決を求めるものであります。

 

本町に進出する「東洋シャフト株式会社」は、昭和391L月に設立、資本金9,440万円、社員190名、年商30億円の産業機械部品製造の会社であります。

 主な製造品として、一般産業機械用シャフトのほか、半導体製造装置部品などがあり、業績も年々増加しており、シャフト製造において国内有数の企業であります。同社による今後の本町での計画は、平成19年度中に300坪程度の工場棟建設に着手、平成20年度中に完成し、20名程度の社員により操業を開始するとのことであります。

 

次に、議案第38号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部が改正されたことに伴い、条例に規定する選挙関係非常勤職員の報酬額を改定しようとするものであります。次に、議案第39号職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、昨年の福島県人事委員会において、ガソリン価格の急騰による職員の通勤事情等を総合的に考慮し、手当額について検討するよう勧告がなされ、県においては、41日から改定がなされているため、これらの状況を踏まえ、通勤手当額の改定をしようとするものであります。

 

次に、議案第40号棚倉町国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてでありますが、国民健康保険法施行令の一部改正によって、医療費分の課税限度額が3万円引き上げられたこと及び国保税の本算定に伴い税率を改正しようとするものであります。国保税の税率改正につきましては、前年分所得及び固定資産税額等の確定に伴い本算定を行った結果、応能・応益によって負担していただく所得割額等4つの税率について、医療費分及び介護分、ともに改正の必要が生じたものであり、同時に低所得者の軽減措置対象の応益分税額が変わりましたので、連動して改正しようとするものであります。なお、これらの税率算出に当たりましては、平成19年度の医療費推計を過去3ヶ年の平均伸び率を前年度決算額に乗じて算出し、関係する歳入特定財源を再計算し、更には、基金残高の1,月分医療費相当額6,500万円を確保するため、不足額を積立金に計上し算定しております。その結果、医療費分にかかる1人当たりの平均税額は、前年比904円増額の62,521円、1世帯平均では1,323円減額の139,986円となりました。

また、介護分に係る税率につきましても、介護納付金の確定に伴い本算定を行ったとこ

ろ、1人当たり前年比で1,212円増…額の26,250円、1世帯平均では1,508円増の36,616円となったところであります。

なお、これらの改正案につきましては、国民健康保険運営協議会に諮問し、去る65日付で改正原案に賛成する旨の答申を得ておりますので、御報告を申し上げます。

 

次に、議案第41号平成19年度棚倉町一般会計補正予算についてでありますが、歳入では、町有地売払いに係る財産収入、老人保健特別会計繰入金等の増額補正及び財政調整基金繰入金等を減額補正するものであります。また、歳出につきましては、主に、町有地の売払い収入を財源とし、土地開発基金で管理する土地を、一般会計で取得するための補正であります。このことによって、土地開発基金の運用がより一層拡大され、今後の企業誘致等における公共用地の先行取得が容易となり、迅速な事業の展開が期待できることとなります。その他都市計画基礎調査費の補正等、緊急性の高い事務事業について補正しようとするものであります。

 

次に、議案第42号平成19年度棚倉町国民健康保険特別会計補正予算についてでありますが、本算定に伴う国保税及び平成18年度決算剰余金の繰越金等に伴う歳入予算の補正と、前年度までの医療費実績を踏まえた療養給付費等の補正及び平成19年度2号被保険者に係る介護納付金及び老人保健拠出金の納付額決定による過不足額の計上、更には、1ヶ月分医療費相当額の基金残高を確保するための積立金を歳出予算に計上しようとするものであります。

 

次に、議案第43.号平成19年度棚倉町老人保健特別会計補正予算についてでありますが、・県・支払基金の医療費負担金における平成18年度未交付分の歳入補正と、平成18年度文払基金の審査支払手数料交付金及び一般会計からの過大繰入金分を、今回精算返還のため、歳出予算に補正しようとするものであります。

 

以上が本定例会に提出いたします議案の概要でありますが、提出議案以外に地方自治法第243条の32項の規定により、棚倉町が出資しております白河地方十地開発公社、株式会社ルネサンス棚:倉及び財団法人棚倉町活性化協会の経営状況について提出いたしますのでよろしくお願いいたします。

また、議案の詳細につきましては、それぞれ主管課長より説明をいたさせますので、慎重御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げまして、提出議案の説明といたします。

 


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