平成21年9月15日招集
第6回棚倉町議会定例会提出議案町長説明要旨
本日ここに、平成21年第6回棚倉町議会定例会の開催にあたり、御出席を賜り心より感謝申し上げます。
さて、本定例会に提出いたします議案は、平成20年度棚倉町一般会計及び特別会計並びに上水道事業会計の決算認定に関する議案11件のほか、専決処分の報告関係1件、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に伴う報告1件、条例の一部改正に関する議案等3件、平成21年度補正予算に関する議案5件の総数21件であります。・
議案の概要について御説明申し上げます。
まず、報告第5号専決処分の報告についてでありますが、平成21年5月15日の町議会の議決を受けて工事請負契約を締結しましたルネサンス棚倉多目的広場整備工事について、人工芝と天然芝の双方の使用に支障のないよう、防球壁設置等の工事請負変更契約を専決処分したので報告するものであります。
次に、報告第6号平成20年度決算に基づく地方公共団体の財政の健全性に関する比率の報告についてでありますが、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、財政の健全性に関する比率の報告をするものであります。
次に、議案第51号棚倉町国民健康保険条例の一部を改正する条例についてでありますが、健康保険法施行令の一部が改正されたことに伴い、平成21年10月1日から平成23年3月31日までの間に出産したときに支給する出産育児一時金を現行35万円から4.万円引上げ、39万円にしようとするものであります。
次に、議案第52号棚倉町文化センター条例の一部を改正する条例についてでありますが、文化センターは多様な目的に使用されており、物品の展示販売などに使用される場合があります。しかしながら、これに係る使用料は営業目的以外の一般使用と同額であることから、新たに営業目的に使用する場合の特別使用料を設け、併せて「ガレリア」についても使用料を設定しようとするものであります。
次に、議案第53号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更についてでありますが、高野地区35局をADSL機器等の整備により、ブロードバンド化を図るために、3月議会定例会におきまして、御議決をいただいているところでございますが、国の経済危機対策に係る補正予算を活用し、近隣6町村の共同施工により、将来的なことも考慮し、より高速通信のできる光ファイバーによるブロードバンド化が可能となったことから、事業内容及び事業費の変更をしようとするものであります。
次に、議案第54号平成21年度棚倉町一般会計補正予算についてでありますが、補正の主なものとして、歳入につきましては、国県支出金、平成20年度からの繰越金、及び町債等の増額補正であり、歳出につきましては、ブロードバンド整備事業費、緊急雇用対策事業費、林道舗装事業費の増額のほか、当面する所要の経費の補正であります。
次に、議案第55号平成21年度棚倉町介護保険特別会計補正予算についてでありますが、平成20年度事業の精算に伴う補正であります。
次に、議案第56号平成21年度棚倉町簡易水道事業特別会計補正予算についてでありますが、歳入では、前年度繰越金の計上、歳出では、瀬ヶ野簡易水道水源池の取水装置洗浄に伴う補正であります。
次に、議i案第57号平成21年度棚倉町公共下水道事業特別会計補正予算についてでありますが、歳入では、受益者負担金一括納付金の増額、前年度繰越金の計上、及びこれに伴う一般会計繰入金の減額、歳出では、消費税及び地方消費税及び当面する費用の補正であります。
次に、議案第58号平成21年度棚倉町上水道事業会計補正予算についてでありますが、資本的支出については、石綿セメント管更新事業の測量設計に要する経費及び、宮橋水管橋橋梁添架工事と併せて減圧弁を設置する費用の増額など、当面する費用の補正であります。
次に、認定第1号平成20年度棚倉町一般会計決算認定についてでありますが、平成20年度の本町財政は、歳入面では、世界的な景気後退が見られるなか、町税、地方譲与税、各種交付金が減額となりましたが、地方交付税においては、地方再生対策費の新設等により増額となりました。その他、国・県補助金等の財源確保を図り、補てん財源として、財政調整基金をはじめとする各種基金からの繰入や臨時財政対策債により不足財源を確保してきたところであります。
歳出面では、扶助費、補助費等が増額となり、物件費、普通建設事業費が減額となったところであり、限られた財源の有効利用を図り、第5次棚倉町振興計画に掲げる目標達成のための各種施策について推進してきたところであります。平成20年度実施事業の主なものとしては、各種子育て支援対策事業、近津小学校耐震補強改修事業、中心市街地整備事業、総合体育館アスベスト除去事業等を実施してまいりました。
その結果、歳入で55億6,191万1,605円、歳出で50億4,664万4,018円となり、歳入歳出差引残額は5億1,526万7,587円となりました。このうち、繰越明許費繰越額が3億9,109万705円、財政調整基金に6,300万円を積み立てレ、残額を平成21年度に繰り越したところであります。
次に、認定第2号平成20年度棚倉町国民健康保険特別会計決算認定についてでありますが、平成20年度の国民健康保険特別会計決算は、歳入総額15億5,910万3,688円に対し、歳出総額14億6,571万8,057円で、差し引き9,338万5,631円の剰余金であります。
この剰余金は、前年度実績をもとに見込み計上した国・県調整交付金が伸びたことや過年度収入によるものであり、総体的にはおおむね20年度本算定どおり推移し、結果的に21年度の本算定では税率の引下げを行い、さらに、国保基金への積立ができたところであります。
依然として今日の経済状況を考えますと、国民健康保険事業の運営は厳しい環境にありますが、町民の暮らしと健康を守る基礎的な社会保障制度でありますので、その財源確保と保健事業の推進や被保険者の適正受診による医療費抑制対策に一層努めてまいる所存であります。
次に、認定第3号平成20年度棚倉町後期高齢者医療特別会計決算認定について、認定第4号平成20年度棚倉町老人保健特別会計決算認定について、認定第5号平成20年度棚倉町介護保険特別会計決算認定について、認定第6号平成20年度棚倉町簡易水道事業特別会計決算認定について、認定第7号平成20年度棚倉町公共下水道事業特別会計決算認定について、認定第8号平成20年度棚倉町農業集落排水事業特別会計決算認定について、認定第9号平成20年度棚倉町宅地用地取得造成事業特別会計決算認定について及び認定第10号平成20年度棚倉町霊園整備事業特別会計決算認定については、それぞれ会計目的に沿った事業を実施したところであります。
なお、それぞれの会計別決算の詳細につきましては、各会計の決算事項別明細書及び主要施策の成果に関する説明書のとおりであります。
次に、認定第11号平成20年度棚倉町上水道事業会計決算認定についてでありますが、平成20年度の上水道事業の業務概要は、給水世帯で4,550世帯、給水人口は1万4,479人、給水量は134万6,780立方メートルになります。前年度より給水量で3㌫の減少になりました。収益的収入で3億8,492万1,556円、収益的支出で3億7,763万6,355円となり、単年度純利益は728万5,201円の内容となりました。また、資本的収入は2億2,499万9,540円、資本的支出は4億714万8,741円となり、支出額に対する収入不足額については、過年度分損益勘定留保資金、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、建設改良積立金、減債積立金により補てんし決算したものであります。
以上が本定例会に提出いたしました議案の概要でありますが、詳細につきましてはそれぞれ主管課長より説明させますので、慎重御審議の上、御議決並びに御認定を賜りますようお願いを申し上げ、提出議案の説明といたします。
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