30日夜、岡保地区のこれからの地域交通を考えていく、「岡保地域交通検討協議会」が開かれました。今回は実際にどのような手段を使って、通勤通学、買い物、通院などに行っているのかを調査するため地区民全員にアンケート調査を行う事になりました。集計がしやすく、また記入する人にもわかりやすくするためにどのような内容、記述がいいか話し合いました。なかなか難しい作業です。
話し合いを続ける中では「車を使っていて、わざわざバスに切り替える人はどのくらいいるのか。乗り継ぎをしないと目的地にいけなかったら、使いたいバスにならないのでは。」などの意見もでてきました。
実際、地域コミュニティーバスに関しては、各地区で試行中ですが、苦戦を強いられているところが多いようです。
先日、新年会へご挨拶に行った時に「市道は除雪してくれるが、駅に通じる道は市道じゃないからしてくれない。これから年寄りが増えるなか、除雪する力がなくなってきて駅までの道が開けられなくなってきた。そういうことも、これからは考えていって欲しい。」と言われていました。福井市の都市交通戦略では「公共交通のサービス向上と利用促進に取り組む」となっていますが、路線の整備や地域バス、フィーダーバスの運行、ICカードの導入など見栄えのいいことが並べられています。しかし、これからは便数や路線だけでなく、待合環境や周辺の環境整備、少子高齢化の影響等、細かな問題を解決していかないと、〝市民の公共交通の満足度を高める″ことはできないと思いました。
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