議会関係
安心安全なまちづくり対策特別委員会が開催され、見直しを検討している「福井市地域防災計画」の現状について報告を受けました。昨年の東日本大震災、原子力発電所事故に関連した見直しです。
現在の「福井市地域防災計画」は福井市のホームページから見ることができますが、原子力災害に関しては本当に簡単な記述しかありませんでした。他の災害に対する「災害予防計画」「災害応急対策計画」「災害復旧計画」が細かく作ってあるのに比べ、驚くほど薄っぺらいものでした。(これも原子力の安全神話だったため?)
福井市は、原子力発電所から遠く離れているため「原子力災害」に関する計画は作る必要がなかったようですが、今回の事故を受けて、国、県、市そして市民の認識が大きく変わってしまいました。
国の原子力安全委員会がEPZの拡大方針を示したが、現在、屋内退避、避難等の防護対策実施の判断基準やその内容は明らかにされていません。1月16日の県原子力防災連絡会議では、暫定的に発電所5km圏内の住民をまず退避させる態勢を定めることにしたそうです。じゃあ30km圏内はどうするのか、今回の説明では国、県の指針を待ってからとの話で、「そんな、ゆっくりした対応でいいのか。」という思いが各議員から出てきました。
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