全国災害ボランティア議員連盟の平成24年度研修会が越前市にて行なわれており、参加しました。
「近年の水災害と河川インフラ」と題した、国土交通省近畿地方整備局河川部水災害予報企画官の佐中氏の基調講演では、地球温暖化により100年後には地球の平均気温が1.8~4.0度の上昇、平均海面水位が18~59cm上昇すると予想されるそうです。そのため高潮及び海岸の浸食、洪水の増大、土砂災害の激化、渇水の危険性が予測され、それらに適応した水災害適応型社会の構築をめざすことになります。
パワーポイントで多くのスライドを使い、細かく説明していただきましたが、特に「防災情報の提供」といった部分でハザードマップの掲示方法を工夫し情報を共有する事例や標識の設置例、地デジでのリアルタイム情報の提供など参考になりました。
講演後は、今年7月20日に越前市東部集中豪雨で被災した越前市大滝町へ移動し、当時の様子と平成16年にも襲った豪雨被害と対策事業についても説明を受けました。平成16年に受けた被害の際には、100年に1度の災害と言われたそうだが、「8年後にまた被災するとは考えもつかなかった。」と住民の方が話されました。
13日は敦賀へ移動し、原子力災害関連の視察研修を予定しています。
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