福井市議会議員　泉かずや

  ７月９日、建設委員会で福井駅西口再開発ビル建設現場を視察しました。現在は一番下の基礎部分、地下２階床の配筋、コンクリート打ちが行われています。写真で見える鉄骨は地下の四方を囲っている壁を支えているもので、基礎部分が出来上がると本当の柱が立ち上がると撤去されるそうです。今年１０月頃には地上部分の工事が始まり、来年３月過ぎには上層部がどんどん出来上がっていくのが見えていくそうです。
　ところで、今、工事現場では主に鉄筋工や型枠工の皆さんが、毎日１００～１２０人ほど現場で働いているそうです。
 
　毎日、地上部分でも３１度を超え、地下部分は風通しも悪くもっと暑いそうで、大変な仕事です。最近は工事現場で働く人が集まらないとの話を聞きますが、この現場でも大変苦労するそうです。せっかく集めても、外での仕事、重労働や収入の面からやめていく人も多いそうです。政府は外国人の雇用を増やそうとしていますが、現場責任者の立場からは、「危ない」といった時に言語が通じなかったり、すぐに行動がおこせなかったりする恐れがあり、外国人雇用には消極的になるようです。
　いわゆる職人とか危険を伴う仕事をする人達には、それに見合った報酬や手当てが支給されるようにならないと人手不足の解消はできません。いろいろな事情で建設コストが抑えられる中では、新しい支援制度を考えていく必要があります。