私が委員長を務める建設委員会の行政視察調査で山口県に来ています。
宇部市では「道路整備における市民要望の適正管理」として、自治会からの市道整備要望に対し、統一した優先順位設定基準を策定、公表することで、効率的で効果的、透明性の高い道路整備を目指しています。各自治会から毎年9月に申請を受け付け、次年度の優先順を通知するそうですが、昨年度の申請が27件だったそうで、700以上ある自治会の中で要望件数が福井市に比べあまりに少ないことに「なぜなんだろう」との疑問が委員の中からでてきました。
また、小規模な工事要望を実現するために「わたしたちの道づくりサポート事業」では、工事に必要な材料費(50万円上限)を支給し地元住民による道路改良を行っています。実際の施工実績を見ると本格的な工事が行われていて、土木関係者が自治会内にいないと出来そうもないような内容に感じました。
このほか地域美化に対する意識を高めるため、市道の里親制度「美化ピカロード宇部」を実施し、市民や地元企業、各種団体と市が協力して清掃、緑化活動を行っていました。こちらは福井市のまち美化パートナー制度を歩道の清掃・美化に広げているようなとりくみでした。
そのほか、歩道橋のネーミングライツや道路照明灯のスポンサー募集をおこなっているということで、こちらは福井市でも取り組める内容に感じました。
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