今日は福井市まちづくり・国際課の視察研修で愛知県知多市にある南粕谷コミュニティにてお話を伺い、いろいろ得るものがありました。詳しくは後日報告したいと思います。
まず、視察を終え福井市に到着する前のまちづくり・国際課の桑原課長が「今回の研修で住民が主役であること(南粕谷のように)住民自身が課題解決に向けて取り組むことが大事で、行政はそれを後押ししていけるよう支援したい。」と言われていました。今回の視察ではそこに住む人達が問題を見つけ主体的に考え行動することで、地域の価値を作っているところを見ることができました。まさに、住民力の強さを感じました。そして、福井市とはちょっと違った方法で地域コミュニティを支える行政手法と市職員の取り組み姿勢についても学ぶことができました。
実は昨夜、岡保コミュニティバス運行協議会が開催された際の事が対照的に感じてしまい、余計に知多市の住民に対する姿勢に好印象を得ています。
昨夜は、昨年10月1日からルート変更し試行運行されている岡保のバスの運行状況と今後の対策を考える「岡保地区バス運行協議会」が公民館で開催されました。最初運行状況や乗車の分析などを地元から説明し、運行事業者からの意見ももらいました。次に久しぶりに福井市の担当課職員も同席していただいたので、意見を求めたところ「試行運行の見極め時期はこの3月であり、1便当たりの乗車人数が3人に満たないので、10月からはデマンド型に移行します。」との発表がありました。それまでの地域の声や運行事業者からの話は、どうしたらもっと乗車人数を増やせるかという問題だったが、その話はまったく無視し市役所から持ってきた答えのみを伝えに来たかのように、私たちは受け取りました。
確かに規定通りであれば一巡回3人の乗車数には達していませんし、たとえ一昨年10月試行運行であろうと一昨年4月試行運行開始と同様の今年3月が見極め時期だと規定を当てはめるのであれば「そのとおり」です。しかし話の持っていき方が他にもあったのではないだろうか。
会議の場では見極め時期や分析方法について、こちらから市に対して異論を訴えましたが、地元としても早急に対応を考えていきたいところです。
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