視察・学習報告
西条市にて、全国に先駆けた取り組みとして農業に食品加工と流通・観光を取り入れた「総合六次産業化」への取り組みを見てきました。
西条市の農家は福井市と似通っていて、耕地面積が1ha未満の経営規模で兼業農家が多い地域です。
西条市では、平成23年、日本経済団体連合会の未来都市モデルプロジェクトの実証地域に選定され「西条市農業革新都市」プロジェクトが始まったことで、民間企業と農協、地域が一体となった新しい農業「総合6次産業都市」を目指すようになりました。平成26年11月には地方創生関連2法成立による「地方再生計画」の認定を受け、「地方創生」をリードするモデル事業として位置づけられるようになりました。
プロジェクト実証地域に選定されるには事前の誘致活動、トップセールスに積極的に取り組んできたことが大きかったとの印象を持ちました。
現在は企業と農協、地域が農業生産法人「サンライズファーム」を設立し路地栽培によるレタス、キャベツ、玉ねぎなどを出荷し、加工センターで下処理、カット野菜のパック詰めを行っています。さらには産学官連携による人材育成・農業技術の革新化や一次産品貯蔵施設の整備と流通センターの整備にも取り組んでいるところでした。
昨年末から私が活動報告会などでお話ししている「農業」について目指している事をすでに進めている地域がどんどん増えてきています。
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