平成2269日招集

3回棚倉町議会定例会提出議案町長説明要旨

本日ここに、平成22年第3回棚倉町議会定例会の開催にあたり、御出席を賜り心より感謝を申し上げます。

さて、本定例会に提出いたします議案は、平成21年度事業費の繰越しの報告2件、条例の一部改正に関する議案1件、平成22年度棚倉町一般会計及び特別会計補正予算に関する議案3件の総数6件であります。

議案の説明に先立ち町政の現況について御報告申し上げます。

まず、平成21年度の決算状況について申し上げます。

平成21度におきましては、世界的な景気後退が見られる中、国県支出金及び自主財源等の歳入財源の確保に努めるとともに、歳出においても、経費の節減に取り組みながら振興計画に掲げた各種施策を適切に執行することができました。

この結果、一般会計では約12,709万円、国民健康保険特別会計では約9,608万円、上水道事業会計では収益的収支で約681万円の剰余金となりました。また、その他の特別会計につきましても、それぞれ会計目的に沿った事業を適切に執行することができました。これも議員各位の御理解と御協力によるものであり深く感謝を申し上げます。    次に、提出議案についてその概要を御説明申し上げます。

まず、報告第2号平成21年度棚倉町繰越明許費繰越しの報告についてでありますが、一般会計において、繰越明許費として設定いたしました中学校耐震補強改修事業費をはじめとする、ブロードバンド整備事業費、ルネサンス棚倉施設改修事業費等について、平成21年度事業費を平成22年度へ繰り越したことにより、報告するものであります。

次に、報告第3号平成21年度棚倉町上水道事業会計繰越明許費繰越しの報告についてでありますが、上水道事業会計における石綿管更新事業について、平成21年度事業費を平成22年度に繰り越したことにより、報告するものであります。

次に、議案第31号棚倉町国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてでありますが、その主な内容は、地方税法等の一部改正に伴い、国保税の減額措置に係る基準について、応益割合に係る基準を廃止する等の措置や、基礎課税額に係る課税限度額を47万円から50万円に、後期高齢者支援金等課税額に係る課税限度額を12万円から13万円にそれぞれ引き上げられたこと、また、今年度より県が行う不況による生活困窮者を対象とした財政支援に対応するための措置、更には、本算定による税率について改正しようとするものであります。

なお、国保税の税率改正につきましては、前年分所得及び固定資産税額の確定に伴い本算定を行った結果、応能・応益によって負担していただく所得割額等4つの税率について、ともに改正の必要が生じたものであり、併せて、低所得者の軽減措置対象の応益分税額が変わりましたので、それぞれ改正しようとするものであります。

これらの税率算定に当たりましては、歳出の大半を占める保険給付費の見込額を極力抑えるとともに、歳入においては国県支出金や前期高齢者交付金、平成21年度剰余金の繰越金など特定財源を控除し、残りを国保税負担額に求め、税率を算定したところであります。この結果、医療費分に係る1人当たりの平均税額は、前年比8.20㌫減で4,833円減額の54,131円、1世帯平均では、8.44㌫減で128円減額の108,834円となりました。また、介護分に係る税率につきましては、介護納付金の確定に伴い本算定を行ったところ、若干増額となりました。

更に、平成20年度よりスタートとした後期高齢者医療制度の支援金分税率については、1人当たり2,758円減…額の2624円、1世帯平均では、5,668円減額の41,466円となったところであります。

なお、これらの改正案につきましては、国民健康保険運営協議会に諮問し、去る64日付けで改正原案に御理解をいただき、賛成する旨の答申を得ておりますので、御報告を申し上げます。

次に、議案第32号平成22年度棚倉町一般会計補正予算についてでありますが、歳入では、財政調整基金及び地域振興基金繰入金、繰越金の増額補正等であります。また、歳出につきましては、ルネサンス棚倉施設維持管理費、農業施設維持管理費及び棚倉藩ゆかりの茶室保存整備事業費の増額補正等、緊急性の高い事務事業について補正しようとするものであります。

次に、議案第33号平成22年度棚倉町国民健康保険特別会計補正予算についてでありますが、本算定に伴う国保税及び概算交付決定による前期高齢者交付金、更には平成21年度決算剰余金の繰越金等に伴う歳入予算の補正と、前年度までの医療費実績を踏まえた医療給付費等の補正及び2号被保険者に係る介護納付金、後期高齢者支援金等の納付額を歳出予算に計上しようとするものであります。

次に、議案第34号平成22年度棚倉町老人保健特別会計補正予算についてでありますが、平成21年度の支払基金及び一般会計からの繰入金等の精算に伴うものであります。 以上が本定例会に提出いたします議案の概要でありますが、提出議案以外に地方自治法243条の32項の規定により、棚倉町が出資しております白河地方土地開発公社、株式会社ルネサンス棚倉及び財団法人棚倉町活性化協会の経営状況について提出いたしますのでよろしくお願いいたします。

また、議案の詳細につきましては、それぞれ主管課長より説明をいたさせますので、慎重御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げまして、提出議案の説明といたします。

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