平成20924日招集(当HP同一関連内容へリンク)

5回棚倉町議会定例会提出議案町長説明要旨

本日ここに、平成20年第5回棚倉町議会定例会の開催にあたり、御出席を賜り心より謝申し上げます。

さて、本定例会に提出いたします議案は、平成19年度棚倉町一般会計及び特別会計並びに上水道事業会計の決算認定に関する議案10件のほか、専決処分の報告関係4件、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に伴う報告1件、条例の一部改正に関する議案等4件、平成20年度補正予算に関する議案7件の総数26件であります。

まず、先月31日に執行された町長選挙に際しましては、議員各位並びに町民多数の御支援御協力を賜り、4期目の当選を果たすことができました。心から深く感謝申し上げます。このことは、これまでの312年間の町政に対する評価並びにこれからの4年間に対する期待の表われであると受けとめ、誠に光栄であると同時に、その責任の重大さを痛感いたしております。

特に、3期目在任中における主要な事業を振り返って見ますと、まず、まちづくりの指針となる第5次棚倉町振興計画を策定いたしました。この振興計画を軸とした新しいまちづくりの目標達成のため、産業の振興、生活環境整備、教育・福祉・文化活動の充実など、各般の施策を進めてきたところであります。

まず、教育関係では、耐震補強改修事業、学校給食センター整備、総合体育館柔剣道場等アスベスト除去事業を実施したところであります。更には、時間的・精神的なゆとりの中で学習に取り組む体制づくりを目的に、「二学期制」を導入するなど、教育改革を実施いたしました。

また、水道水の安定供給のための堀川ダムの受水施設整備、雇用及び地域経済活性化対策として、「棚倉町無料職業紹介所」の開設、企業誘致、中心市街地整備事業、更には、住民・税務証明書交付のサービス拡大を図るための証明書自動交付機を設置するなど、積極的に取り組んできたところであります。

わたくしは、今後4年間町政を担当するにあたり、このたびの選挙の公約に掲げました「輝く未来のまちづくり」のための施策として、引き続き耐震補強改修事業の実施、各種子育て支援策として、中学3年生までの医療費の無料化や児童館の整備、更には少子高齢化策として、年15回の妊産婦検診の助成や高齢者福祉事業の充実を図ってまいります。また、企業誘致による雇用の確保や農業・商工業等バランスのとれた産業振興など、厳しい財政状況の中ではありますが、行財政改革を推進し、職員と共に知恵を出し合いながら誠心誠意取り組んでまいる所存であります。

今後とも、引き続き振興計画に掲げました目標実現に向けて、各般の施策を積極的に推進してまいる考えでありますので、議員各位には町政進展のため更なる御指導、御協力を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。議案の説明に先立ち、町政の現況について御報告申し上げます。

昨年6月に棚倉町への進出が決定しております「東洋シャフト株式会社」についてでありますが、過日、会社側から今後の予定について説明がありました。

同社によりますと、他産業と同様、半導体製造装置業界及び産業用機械業界におきましても昨年後半より景気が後退し需要が低迷しているとのことであります。このような中で、同社が棚倉工場で生産を目標として独自に開発していた新商品の生産について、今年の12月中に目途が立っことや、建築確認申請手続き及び工場建築に1年ほど要することなどを総合的に判断した結果、平成20年中の操業開始が、平成21年後半になるとのことであります。

なお、棚倉工場の建築概要についての説明によりますと、2,040平方メートルの工場棟2棟を計画し、そのうち1期工事として敷地中央部に1棟を建築、周囲に付属設備建物、駐車場、緑地を整備するとのことであります。

次に、本定例会に提出いたします議案の概要について御説明申し上げます。まず、報告第4号、報告第5号、報告第6号の専決処分の報告についてでありますが、去る529日に発生いたしました町マイクロバス交通事故に係る損害賠償の額の決定及び和解について専決処分をしたものであります。

次に、報告第7号平成19年度決算に基づく地方公共団体の財政の健全性に関する比率の報告についてでありますが、地方公共団体の財政の健全化に関する法律が施行され、平成19年度決算に係る財政の健全性に関する比率の報告をするものであります。

次に、承認第7号専決処分の報告及びその承認についてでありますが、地方自治法の改正により、議会議員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部を改正したものであります。

次に、議案第47号総合体育館アスベスト除去工=事請負契約締結についてでありますが、当該工事につきましては、使用者の安全性をより高めるため、総合体育館アリーナ天井のアスベストを除去するものであります。総合体育館のアスベストについては、昭和63年度に封じ込め工事を実施し、その後、玄関及び浄化槽機械室、柔剣道場の除去工事を順次行なっており、今回の工事により館内すべてのアスベストを除去することとなります。

工事の概要につきましては、除去面積2,345平方メ・一トルに対し、枠組足場を利用して施工するものであり、また、工期については本議案の議決の翌日から177日間を予定しております。

なお、当該工事の入札につきましては、条件付き一般競争入札として実施をしたところであります。

次に、議案第48号町道路線の認定についてでありますが、国道118号棚倉バイパス第4工区の改築工事に伴い、国道区域から除外される区域について、町道に認定しようとするものであります。

次に、議案第49号一般社団法人及び一般財団法人に関する法律等の施行に伴う関係条例の整理に関する条例についてでありますが、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律等の施行に伴い、公益法人等への職員の派遣等に関する条例、棚倉町職員定数条例及び棚倉町認可地縁団体印鑑の登録及び証明に関する条例の一一部を改正するものであます。

次に、議案第50号白河地方土地開発公社定款の一部変更についてでありますが、民法及び公有地の拡大の推進に関する法律の一部改正に伴う改正であります。

次に、議案第51号平成20年度棚倉町一般会計補正予算についてでありますが、補正の主なものとして、歳入につきましては、町税、地方交付税、平成19年度からの繰越金、県支出金等の増額及び地方特例交付金の減額補正であります。歳出につきましては、平成20年度人事異動に伴う人件費の組替えのほか、ルネサンス棚倉水道施設フッ素除去装置設置事業費、住民税システム変更費用、町税還付金、障害福祉サービス等給付事業に係る平成19年度事業の精算に伴う国県補助金返還金の増額のほか、当面する所要の経費の補正であります。

次に、議案第52号平成20年度棚倉町国民健康保険特別会計補正予算についてでありますが、平成20年度人事異動に伴う人件費の減額及び保険給付費組み替え補正であります。   次に、議案第53号平成20年度棚倉町後期高齢者医療特別会計補正予算についてでありますが、当初保険料の決定及び、平成20年度暫定措置であります特別対策事業による低所得者に対する軽減率引上げ等の保険料減額に伴う補正予算の計上であり、主な内容は、歳入予算の保険料収入減額と、歳出予算の県広域連合保険料納付金の減額であります。      次に、議案第54号平成20年度棚倉町介護保険特別会計補正予算についてでありますが、平成19年度事業の精算に伴う補正であります。

次に、議案第55号平成20年度棚倉町公共下水道事業特別会計補正予算についてでありますが、歳入では受益者負担金一括納付金の増額及びそれに伴う一般会計繰入金の減額、歳出では浄化センター処理水配管漏水修繕工事費及び当面する費用の補正であります。  次に、議案第56号平成20年度棚倉町農業集落排水事業特別会計補正予算についてでありますが、歳出では分担金一括納付報奨金の増額等当面する費用の補正であります。

次に、議案第57号平成20年度棚倉町上水道事業会計補正予算についてでありますが、流豊都地内の減圧弁取替工事等当面する費用の補正であります。次に、認定第1号平成19年度棚倉町一般会計決算認定についてでありますが、平成19年度の本町財政は、歳入面では、税源移譲や定率減税廃止などの制度改正により、町税が増額となったものの、地方譲与税の減額、その他、地方特例交付金及び地方交付税が減額となり、補てん財源として、財政調整基金等からの繰入や臨時財政対策債により不足財源を確保してきたところであります。歳出面では、扶助費、普通建設事業費が増加し、補助費等、公債費等が減額となり、限られた財源の有効利用を図り、第5次棚倉町振興計画に掲げる目標達成のための各種施策について推進してきたところであります。

平成19年度実施事業の主なものとしては、子育て支援対策事業、棚倉小学校耐震補強改修事業、中心市街地整備事業等を実施してまいりました。

その結果、歳入で522,9397,926円、歳出で512,3026,782円となり、歳入歳出差引残高は16371,144円となりました。このうち、繰越明許費繰越額が1,6863,000円、財政調整基金に4,500万円を積み立てし、残額を平成20年度に繰り越した次第であります。

次に、認定第2号平成19年度棚倉町国民健康保険特別会計決算認定についてでありますが、平成19年度の国民健康保険特別会計決算は、歳入総額151,1065,195円に対し、歳出総額152568,099円で、差し引き8497,096円の剰余金となりました。

この剰余金は、年度途中において、6月本算定時の療養給付費等推計額に不足が生じたため、国保基金から1,500万円を繰り入れたことが、主な内容であります。

なお、決算剰余金については、全額翌年度へ繰り越したところでありますが、国民健康保険事業の運営は厳しい環境にあり、町民の暮らしと健康を守る基礎的な社会保障制度でありますので、その財源確保と保健事業の推進や被保険者の適正受診による医療費抑制対策に一層努めてまいる所存であります。

次に、認定第3号平成19年度棚倉町老人保健特別会計決算認定について、認定第4号平成19年度棚倉町介護保険特別会計決算認定について、認定第5号平成19年度棚倉町簡易水道事業特別会計決算認定について、認定第6号平成19年度棚倉町公共下水道事業特別会計決算認定について・認定第7号平成19年度棚倉町農業集落排水事業特別会計決算認定について、認定第8号平成19年度棚倉町宅地用地取得造成事業特別会計決算認定について及び認定第9号平成19年度棚倉町霊園整備事業特別会計決算認定については、それぞれ会計目的に沿った事業を実施したところであります。

なお、それぞれの会計別決算の詳細につきましては、各会計の決算事項別明細書及び主要施策の成果に関する説明書のとおりであります。

次に、認定第10号平成19年度棚倉町上水道事業会計決算認定についてでありますが、平成19年度の上水道事業の業務概要は、給水世帯で4,547世帯、給水人口は14,530人、水量1389,141立方メートルになり、前年度より給水量で0.4㌫の増加になりました。

決算額は、収益的収入で39,9885,862円、収益的支出で38,5777,970円となり単年度純利益は、1,4107,892円の内容となりました。

また、資本的収入は、6,6608,940円、資本的支出は22,4332,550円となり、支出額に対する収入不足額については過年度分損益勘定留保資金、当年度及び過年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、建設改良積立金により補填し、決算したものであります。

以上が本定例会に提出いたしました議案の概要でありますが、詳細につきましてはそれぞれ主管課長より説明させますので、慎重御審議の上、御議決並びに御認定を賜りますようお願いを申し上げ、提出議案の説明といたします。


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