大都市への人口流出

  • 泉 和弥
  • at 2014/5/10 07:00:00
再掲になりますが、年頭の挨拶まわりで、私の今年の活動キーワードは「人口減少」をあげていました。

≪今、いろいろな政策のなかでポイントとなっているのが、私は「人口減少」だと考えます。

 国も、県も市もそれを見据えていて、限られた税収、財源をどうやって効率よく使っていくかを考えています。人口のまとまったところに集中させる、人口をぎゅっとまとめ、点在していてはダメだという考えでまちづくりが進むことになります。

 では、周辺地域、田舎はどうなるのか、・・・国や行政は、なんとなく良いように言っていますが、自然に無くなっていくことも止むを得ないといったスタンスだと受け取れます。

 ですが、私達、周辺地域、田舎の人間は、人口が減っていく事を良しとはしていません。何とか活気ある町を作りたい、豊かな暮らしをし続けたいと願っています。国や行政が何と言おうと。

 だから、今私達がしなければならない事、目指すべきことは、少なくとも今いる人口を減らさないような施策に取り組み、住民一人ひとりが人口増への意識を持つことが必要と考えます。少なくとも出生率を全国平均の1.4人から2人、3人産み育てられるようにしたいものです。

 そのためには、私は、「働きやすい環境、働ける場を整える」こと、「産み育てやすい環境を整える」ことを優先に取り組んでいきたいと思います。

 実現に向け、皆様と力を合わせ、魅力ある地域づくり、福井市の発展に努めてまいります。≫

人口減少については各自治体も対策をたて実施しているが、大都市への流入が止まりません。むしろ国自体がそれを良しとしているようにも思えます。日本創成会議分科会の試算、数字は地方にとってはまさに喫緊の課題を突き付けてくれたように思います。

 政策研究大学院大の松谷名誉教授のコメントで「重要なのは大都市で教育や技能を身につけた若者が戻って能力を活かせる環境を地方に整えること。」と言われている。北陸3県のうち富山県の減少率が低いのは富山市に代表されるような働く環境整備に取り組んでいる表れなのかもしれません。

福井市は、もっと積極的な政策が必要だと思います。


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