前回の安全安心なまちづくり対策特別委員会において、原子力災害関連して、ヨウ素剤やボディーカウンター、モニタリングポストの質問をしたり、話題にしたりしているが実物を見たことがないとの意見があり、実際に視察することになりました。
まず、平成13年に県立病院の敷地内に作られた、本県の被ばく医療対策の拠点「緊急時医療対策施設」へ向かいました。
施設内は常に被ばく医療に備え、廊下、壁に養生が施されています。縦長の写真が「ホールボディーカウンター」です。この施設は原子力災害時は、除染や被ばく線量測定、被ばくによる免疫低下に対応できる医療を提供するため、除染室やホールボディーカウンターなどを用いた汚染レベル測定室、処置室、手術室、無菌病室を備えています。この施設は原発事故現場で重大事故、重症を受けた場合を想定している為緊急医療を受けられる人は限定的です。したがって、福島原発のような周辺地域住民が大勢集まって医療が受けられる場所ではないようです。被ばく医療の最後の砦と言ったところでしょうか。職員は万が一に備え緊急被ばく医療チームは研修を積み、ここで被ばく医療訓練を毎年行っています。
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