10月16.17日、福井市議会経済企業委員会のメンバーで高知県に来ました。16日は台風の影響で列車のダイヤが乱れる中、出発し予定より1時間遅れで高知に到着しました。高知県農業技術センターでは、高知県内で取り組んでいるオランダ型農業について調査しました。
オランダは、すでに統合環境制御(温度だけでなく、湿度、日射量、炭酸ガス濃度などを同時に制御して栽培管理すること)が標準技術として確立され各農家レベルで高収益経営が行われており、施設園芸の先進国として注目されています。以前からオランダと交流関係があった高知県は、その技術に注目し、高知県内での普及に取り組み始めています。
取り組みのなかで特徴的な施設が採光性、気密性の高い軒高ハウス栽培です。
ハウスの高さが4メートル(パプリカだと理想は6メートル)あり、ピーマンやナス、パプリカがその高さまで成長するそうです。見せてもらったハウスでは9月中頃に定植したパプリカが人の高さまで成長し、来年6月まで収穫が見込めるそうです。
ちなみに、ハウス内は土足厳禁、液肥、水分補給、湿度、二酸化炭素量などが集中管理されていました 。
福井市でも農業収益を上げるには、施設園芸に積極的に取り組む必要があると思っています。福井で行うには、初期の投資費用、雪害対策など課題は多くみられますが、さらに研究していきたいものだと感じました。
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