10月16日会派メンバー6人で延岡市の工業団地造成計画と臼杵市の有機農業堆肥づくりについて視察調査を行いました。
延岡市は、旭化成創業の地で、企業城下町を形成してきた都市です。近年では、国道10号線延岡道路(将来の東九州自動車道)と国道218号北方延岡道路のインターチェンジ・ジャンクション周辺を高速交通網の整備に併せて複合産業団地として整備する計画が平成6年度に策定されました。総面積が約135haという広大な土地開発です。
現在は、学術・研究ゾーン44haのうちの22.3haに九州保健福祉大学が平成11年に開学し、21.2haの植物園ゾーンが整備されています。また、工業団地ゾーン26.5haのうち5.3haに企業が立地し、第2工区14.1haが造成完了、企業誘致を行っているところです。延岡市では調整区域の土地を地区計画を作り県と協議しながら開発行為を行ってきているそうです。
現在1社との用地売買がまとまったそうですが、県外企業へのセールスは厳しいとの担当者の話で、地元企業の育成が大事とのことでした。
将来高速交通網が整備され、企業にとって立地しやすいのではないかと考えますが、実際にはすでに高速交通網が整備されている地域に比べれば特別有利になる点がないため、県外からの引き合いが少ないとの事でした。
福井市も福井北インターチェンジ周辺は企業誘致には有望と考えられますが、より一層の優遇措置がないと企業も関心を示さないことになります。
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