奈良県民のみなさんなら一度は訪れたことがあるであろう、県立野外活動センターの本館が閉鎖される事が県で検討しているとの報告を受け、若手議員のみなさんと現地視察に行きました。
昭和44年開設の野外活動センターは老朽化も進み、本館も閉鎖にせざるを得ないのか?
野外活動センターはレジャー施設なのか?教育施設なのか?
文科省の補助は一切無く、県費のみでの施設である。
利用者は県内外(特に大阪府)各小中高が主で、以外なのは夏休み以外の授業の一環として、夏休みは各種団体でPTAやスポ少、ボーイスカウトや高校・大学の合宿だそうです。
年間維持費1億2000万円(内、人件費1億、運営費2000万)では本当に大変。
利用料収入は年間1,000万円。
レジャー施設ではあり得ない赤字経営である。
吉野町でも「県立青年の家」が6年前廃止され、そのまま放置されているのを先月、県と吉野町が再利用・再建のため公募したが、新しい利用者・管理運営者は決まらず。
何が原因?
将来的展望の甘さ!とか言いようが無いと僕は思います。
必要な施設として、運営するのであれば毎年決まった予算で目的に併せて運営すべきで、閉鎖・廃止するなら放置せず、更地に戻すくらいの計画的予算も組むべき。
右肩あがりの自治行政で作られた公共施設・所謂箱物事業はますます老朽化の波にさらされる時代になって来ている。
民間活力導入のため、無償譲渡も視野に入れなければ解決できないこともあるはずだが・・・。(ただし、無条件では無い!)
「県立野外センター」「県立青年の家」だけではない、各県施設の近い将来を危惧します。
ちなみに、「国立曽爾少年の家」は大規模改修も含め、将来展望は進んでいるようにお聞きします。
地元、自治体もしっかりと関心を持っていなければならない。
吉野町には「吉野寮」と言う高校生の利用していた下宿寮も放置されたままである。
無駄な公共施設なのか?無駄な公共事業なのか?無駄な公共工事なのか?真剣に議会でも論議し、理事者(首長)に意見を申さなければならない。
現場をよく知って!!
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