視察・学習報告
津風呂ダムの堰堤の下で、出水口の工事が行われています。大変堅いコンクリートなので発破(ダイナマイト)で割りながら工事が進んでいます。時おりダイナマイトの大きな爆発音と振動が伝わってきます。工事関係者の方に「堰堤にひび入りませんか?」と質問すると、「ダイナマイトで割らないと割れない程堅いので、大丈夫ですよ。」と笑って答えられました。当然しっかりと計算された工事をしているのでしょう。
この津風呂ダムは大和平野土地改良区の依頼により農業用水の確保のために昭和36年に建設されましたが、各所で老朽化があるなかで毎年どこか補修改修工事をしています。このダムの水は津風呂川・吉野川を経て、下市頭取口より吉野川分水に入り奈良盆地の各地に送られています。
奈良盆地で水田や畑の農業用水と使用され、または生活用水としても利用されています。県水ももちろんこの水のお陰です。
出水口からは地元の農業用水としても利用されています。
しかし、この出水には実は水力発電用の出水容量も認められているそうですが、その水力発電は現在ありません。自然エネルギーが注目されている現在においてこの水力発電についてもしっかりと考え利用しなければと思います。
これも地元の大きな財産であると思います。
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