ニュースの感想
今朝の地方紙に「東の八ツ場・西の大滝」と言う記事が載っていました。
この西の大滝とは奈良県吉野郡川上村にある大滝ダムの事です。
この大滝ダムも50年あまりの月日を経て、約5,000億円の巨費を投じて数年前本体工事が完成したダムです。しかし、未だに本貯水にはなっていません。
なぜならば、本体工事が終わり試験貯水をしたときに地すべりが始まったのです。
特に地すべりの大きな地区の住民の皆さんは移転を余儀なくされています。その後数百億円を投じて地すべり対策工事が行われました。
これは以前より予想されていたことではないのでしょうか?
しかし、工事はストップすることなく本体工事へと繋がっていきました。
その上、まだ本貯水に至っていないのは、他にも地すべりの要素があるのかなぁ?
上流には「大迫ダム」があります。治水・利水だけならこのダムだけでも充分に思えますが・・・。ただ、土砂の流入が大きく、堆積土砂の浚渫は費用がかかるらしいですが・・・。が、しかし・・・。
この同じ吉野川水系に二つのダムが貯水する事により、予想以上の下流に対する自然破壊が起こっていることを多くの方はご存じないのではないでしょうか?地元の方は薄々感じておられる方は多いと思いますが・・・。
近年、ダムの自然に対する弊害を訴える声が大きくなってきています。
キーワードは「清水バイパス」です。
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