1月14日「とんど」がありました。正月飾りやしめ縄・古いお札などを燃やし一年の無病息災を願う行事です。
早くより(12月のうちに用意することも)柴を田んぼに用意し、竹を立てて燃やしますが、今年の恵方は南南東で、恵方に向かって1本の大竹には藁を干支の数(12把)だけくくり、そのまわりに藁で編んだ綱を巻き、その時の集まった人から長老が最初に着火して始まります。
その炎は天高く上がり、青竹も弾けてパンパンと鳴ります。今年も残り火で餅を焼き善哉に入れておいしく頂きました。
とんどの火はその昔、種火としてお風呂の焚き付けや、くどさん(かまど)の付け火として、またご灯明として神棚や仏壇にも上げました。今はガスレンジにボイラーのお風呂ですので、ご灯明のみですが持ち帰ります。
無病息災を願いご近所が一丸となって作業をする。まさしく「住民参加のまちづくりの基本の姿」がそこにあります。
老いも若きも力を合わせて準備する。長老からはとんどの作り方を指導され、また昔話にも花を咲かせて。いつまでも守っていきたいご近所の伝統行事である。
子供のころは暗くなってからも田んぼでご近所の子供みんなで遊んでいたことを思い出します。今は少子化なのか、子供の姿はないのはやはり寂しいです。
ところで、「とんど」とはどう言う由来からの名前なんでしょうか?ほぼ全国的に行われているのでしょうか?その土地その土地でやり方は違うのでしょうか?みなさんの地域でも「とんど」は行われますか?
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