議会関係
例年6月議会では特別会計の決算認定があります。病院会計と水道会計が主だったものです。10桁の数字がたくさん並んでいます。僕の日常とは大きくかけ離れた数字です。しかし、すべて税金から生まれてくる住民の生活の積み重ねであることを再認識します。
病院事業は国保病院と言う性格上、地域医療の充実を追及すべきですが、民間医療法人と違いその経営は非常に困難を極めます。地方の自治体にとってとても財政を圧迫しております。全国の国保病院も同じ悩みを抱えていることでしょう。かなり大胆な構造改革が早急に必要です。
水道事業もわが町のおいては簡易水道と上水道の2本立てとなっております。地域性を考えるといたし方ない。同様に下水道事業が大きな課題です。流域下水道事業も地域的に考えると早い時期に決断が必要でしょう。
行財政改革においては、どの自治体も苦慮しているところですが、効率だけを考えると答えは簡単ですが、行政サービスを考えると必ずしも割り切れるものではありません。各種団体の負担金や補助金。職員数。議員定数についても同様です。まさに「断腸の思い」がそこにはあります。僕も民間の経営者感覚は持っていますが、サービスを対価として判断するのではなく、必要行政事務力を問われているような時代になってきていることは大変寂しいようにも思います。三位一体改革の地方分権とはまさしく地方いじめと受け止めざるを得ない状況です。全国のどの自治体も同じ悩みであることは間違いないです。
既にあるものを削られると誰でも怒ります。しかし、発想を替えれば何も無いところから必要なものだけ上積みする。
この感覚ができればなぁー。と思います。
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