83歳の年配の方からも、「生まれてはじめてや、こんな雪」と言われた大雪が22年大晦日に降った。
雪害と言う、災害の心配があったが、
年明けからいろいろなご相談も受けている。
今日も、天川村にお伺いしたが想像以上の大雪である。
既に、大雪が降ってから三週間にもなるが、山林に多くの雪が着雪していて、溶けていない。お昼の気温も標高の高いところではマイナス1度とかである。
道路も圧雪され、まだ20cmもある。道の両側は除雪された雪が1m以上の高さになっている。生活の上でも住民のみなさんは大変なご苦労をされている。四輪駆動車でスタッドレスタイヤでなければ通行が心配である。
地元の建設業者さんも必死に復旧に汗を流して頂いている。
雪害による救済の範囲は意外と少ないことに愕然とする。
吉野林業にとっては昭和41年以来の大きな雪害である。
あまりにも大きな災害の時には「激甚災害指定」があるが、山間部に行くほどその被害状況はすぐには出てこない。
被害状況の総額こそが激甚災害指定の大きな条件・目安となる。
林業被害についてはその典型である。
大きな雪害の報告は時間が経たなければ判断できないらしい。
森林組合さんの報告を待つのみなのか?
農業では、水稲や柿・梅などが農業共済の対象となるらしいが、その他の農産物では救済措置も厳しくなる。
「野菜価格安定基金」に加入している野菜農家のみなさんなら救済措置もあるらしいが、その他の場合は救済が厳しくなる。
吉野では「南部農林事務所」がその相談にのってくれる。
期待通りの答えは出てくるのだろうか!?
しかし、各所で雪の重みにより崩れたビニールハウス等の損害も多くあり、中には花農家もある。花農家と言うのは適切な言葉ではないかも知れないが、花を作ってらっしゃる事業者も被害を受けられている。
こんな時こそ、行政の力が必要なはず!!
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