議会関係
発 言 事 項
吉野町防災計画について
要 旨
先月の話ですが、インドネシア・ジャワ島中部でまたも大きな地震による被害がでております。
大きな災害があるたびに気になる事があります。
先日、奈良市にある航空自衛隊の幹部の方との話しですが、
全国で唯一奈良県は陸上自衛隊駐屯地の無い県となったと言う事です、自衛隊は大きな災害の時、知事による要請によって、災害地に迅速に災害復旧のため派遣される言う事ですが、
わが吉野町においても吉野中学校耐震問題も含め東南海地震等の巨大地震、台風等による風水害など激甚災害と言われる大規模な災害時には奈良県の担当である京都府の大久保駐屯地から遠くはなれた立地条件の中で防災計画について用意周到な心構えや計画が必要と思われます。
吉野町では今年も新たに17名の消防団の方が入団されました。
住民のみなさまの災害に対する大きな理解の中で消防及び防災に対して備えをしていただいております。
そして、吉野広域消防署の署員の方々も同様ですが、
それでは行政として、具体的にどのような備えをしているのでしょうか?
例えば、この役場庁舎も老朽化している中で、万が一の町としての『災害対策本部』はどこになっているのでしょうか?
また、災害時における『備蓄食料』は何食分蓄えられているのでしょうか?
日頃よりの『防災訓練』はいつ行われているのでしょうか?
とっさの時の行動は訓練によって活かされるのではないでしょうか!
吉野町全体での『防災訓練』はいつ行われるのでしょうか?
阪神淡路の大震災のおり、危機管理がやかましく言われた事もありましたが、定期的に『防災訓練』や『防災会議』が行われてこそ、危機管理が出来るのではないでしょうか?
そうした中で行財政改革・予算縮小と言う厳しい状況下ではありますが、町民の生命・財産の安全確保最優先に基づいて答弁をお聞かせください。
答弁を求める者
町長答弁
実際に災害が起こると、役場・警察・消防・保健所それぞれの立場で行動していたのでは有効なものにならないので、防災会議を開きます。
防災訓練については、県単位で行っている訓練の参加や、各団体ごとの基礎的な訓練は行っていますが、総合訓練までは至っておりません。また災害対策本部となる役場が倒壊してしまった場合の想定はしていません。
備蓄食料については、数年前までは一切備蓄していませんでした。しかしそれではいけないと言うことで、乾パンやアルファ米等の基本的なものでありますが、消耗品が51万円、食料費53万円の予算措置で備蓄をさせていただいております。
(広報よしの抜粋)
② 発 言 事 項
観光立町宣言について
要 旨
国の三位一体改革の導入により、地方分権時代へと変わりつつありますが、実際には地方切捨ての政策であり吉野町におきましても自立した自治体を目指さざるをえない状況になりつつあります。しかし、現状は大変厳しい経済情勢の中、行財政改革を進めなければなりません。
町行政におきましても緊縮財政計画を推進しているとこではありますが、それにも限界があります。
新しい財源の創造も必要かと思われます。
そこで、木材産業や地場産業の活性化は基よりですが、すばらしい自然環境や歴史的環境を有するわが町にとって観光による資源や開発も真剣に取り組み、町政執行を進めなければならないと思います。
「光り輝く吉野町」を目指して、もう何年になるのでしょうか?
昨年より行財政改革を進めているわけですが、この吉野町は来年どのようになっているのでしょうか?
5年後にはどこに向かっているのでしょうか?
行政執行をする中で視点を絞った取り組みも必要かと思われます。
職員のみなさんも、また町民のみなさんも、今取り組むべき目標や道標があれば心を合わせて進むべきところが分かるのではないでしょうか!
吉野町の活性化をめざし、今こそ町長が指針を示して頂いてはどうでしょうか?!
そこで『観光立町宣言』を出し、的を絞った町政の方向性をお願いしたいと思います。
例えば、国や県も同様ですが、以前にくらべ各種補助金制度や助成金等につきましてもなかなか下りなくなっています。
しかし、道路予算などにも見られますように、『行政効果』がしっかりと予想できるものに対しては様々なチャンスも生まれています。
奈良県では2010年を目標に「平城遷都1300年事業」がスタートしています。
取り組みの中では、道路整備・宿泊施設等にも見られますように多くの予算が投入され始めています。
吉野町にも歴史遺産として、飛鳥の宮・藤原京そして平城京の時代にも通ずる吉野離宮・宮滝遺跡があります。
日本最古の宮家の別荘地として注目をしていただけると言うチャンスがあります。
住民のみなさまで活躍されておられます、吉野山観光協会・津風呂湖観光協会・国栖観光協会も関連してより活性化するのではないでしょうか?
この機を活かし、より具体的な戦略が必要かと思います。
今後の取り組みをお聞かせください。
答弁を求める者
町長答弁
観光地としてあるためには、他団体と違う特異なものを持っていることが必要であり、その特異なものを自分たちが検証しなければいけないと思います。そこで見つけだされたものは褒め称え徹底的に吉野を売っていくことが必要だと考えています。
その点で、ボランティアガイドが活動を始められ大きな期待を抱いています。
しかし、現在のところ吉野町の売りは木材産業を中心とする製造業であり、自慢できるものは何かといいますと、吉野杉や桧の優良材ということも同時に売っていかなくてはなりませんし、観光立町宣言までには時間がかかるのかなと思います。
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