議会関係

平成19年6月議会一般質問

  • 辻本 茂
  • at 2007/10/16 09:55:59

①  発 言 事 項 

  シルバー人材センターについて

  要 旨 

本年は「2007年問題」と言われるように、団塊の世代の方々が多く退職をされる年の始まりであります。

本町におきましても平成19年度4月末の人口データによると今後5年間で60歳を迎えられる方々が毎年200名前後で1,004人の方がその対象年齢におられます。

人口一万人を切ったわが町において1割以上、つまり10人に1人のかたがゴールドエイジのみなさんとなるわけです。

人生において第2のスタートとも言うべき老後の人生設計をわが町においても求められている事を多く聞きます。

まだまだ現役で社会においてご活躍いただける年齢のみなさまのご経験ややる気をしっかりとサポートすることも大変重要な行政の取り組みであると考えられます。

現在なら県下には26箇所のシルバー人材センターがあります。高取町や明日香村・曽爾村などにもあります。吉野郡においては大淀町のみにありますが、現状では大淀町内在住の方のみ対象となります。現在の取り組み状況と今後の課題を答弁ください。

 答弁を求める者 

町長・健康福祉課課長 答弁

 

現在、吉野町にはシルバー人材センターの組織がありませんが、県内19市町村で、社団法人として取り入れている状況がございます。運営に苦労されている状況であるようで、需要と供給の関係で年間5000人ぐらいの業務量が必要ではないかと言われており、役場としてもお願いしたい業務が考えられるのですが、足踏みをしているところがございます。ほかに、任意団体として運営されている町村もあるようですが、ボランティアの手助けが必要とのことです。

しかし、定年退職等に伴い、仕事を離れられた働ける方が大量に増えてくる状況から、設立に向けてのリーダーとなる方の確保、地域からの作業要望、参加会員の把握等の調査など、この質問を機会に導入するという方向で検討していきたいと思います。

(広報よしの抜粋)

 

②  発 言 事 項 

  次世代バイオ燃料実験プラントについて

   要 旨 

  国の三位一体改革の導入により、地方分権時代へと変わりつつありますが、実際には地方切捨ての政策であり吉野町におきましても自立した自治体を目指さざるをえない状況になりつつあります。しかし、現状は大変厳しい経済情勢の中、行財政改革を進めなければなりません。

  そこで、歳入の増加・捻出、町有地の利活用、雇用の創出、地場産業活性化等の観点から「次世代バイオ燃料実験プラントの建設誘致事業」に取り組んでみては如何でしょうか。

  次世代バイオ燃料とは石油に代わる燃料ですが、世界的にとうもろこし・その他植物よりエタノール燃料を抽出しガソリンと併用もしくはエタノールのみによる燃料計画です。

経済産業省・資源エネルギー庁において今年度は約9,000億円の予算を投じ新エネルギーには積極的に取り組んでおります。

『次世代バイオエネルギー』や『バイオ燃料』についてはわが町においても自然環境を活かしながら取り組める大変有効な素材であると思います。バイオマス燃料製造においては山林の間伐材や製剤所等からでる廃棄物等がその材料となるわけです。

しかし、現在のところ実用プラントは全国的にほとんどありません。

まずはわが町で手を上げ、政府系の実験プラントを誘致し吉野の林業再生の一助と新産業の創出を意識しながら、誘致のための研究をさっそく始めてみてはいかがでしょうか!

今後の取り組みをお聞かせください。

 

   答弁を求める者 

  町長・参事 答弁

 

我々の地域に放置された資源の一つとして、間伐棄て切りの材木がありますが、極めて優良な付加価値のある吉野材を他の地域の材木と同列に扱うことについては、林業や木材業の関係者のご意見をお伺いする必要があると考えております。

しかし、他の資源の調査についても必要があると考えておりまして、太陽光発電や風力発電等の可能性など吉野町でも新しいエネルギーの創出ができないか

眠れる資源の創出が出来ないか等、国の補助事業として経済産業省の調査事業の提案がありますので、検討を加え、来年には手を挙げていきたいと考えております。

(広報よしの抜粋)

 

 


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