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定数削減

  • 辻本 茂
  • at 2008/8/02 10:45:53

臨時議会で、定数削減は既に新聞発表にあったように「2減案」が可決された。14人から12人に次の一般選挙から変更となる。あらかじめ全員協議会で決定されてきた事ではあるが、2年間議会で真剣に各議員全員の意見を聞きながら調整した結果である。

僕の個人的意見は「民主主義の基本から言えば、議会制民主主義をさらに反映するためには議員数を削減する必要は無い。財政的に考慮が必要ならば議員にかかる経費を出来るだけ少なくするべきと言う意見である。歳費を軽減する事が目的ならば、である。」しかし、パフォーマンス的に議員の人数のみを大幅に削減しよう。と意見を述べる議員もいた。まったく議会のシステムを理解していないのである。

住民の多くの意見をしっかりと聞き、住民代表として理事者側に伝え、また行政のかじ取り役をする事について、議員は少なければ少ない方が良いと言う発想はどこから生まれるのかが不思議である。

地方自治法の現行法では人口1万人未満でも議員定数の上限は18人となっているが、当町においては1万人以上の時も14人であった。現在は二人の欠員で12人である。

全員協議会においても、議会本会議場においても僕の意見は述べさせていただいた。「財政面を考えるだけならば、議員報酬をゼロ0にすると言う乱暴な意見は控えますが、出来るだけ下げれば良いのではないか!報酬を半額にしてでも、議員定数を18人まで、まだ増やしてもよい。」と。

しかし、パフォーマンス的に10人案の議員は、議員報酬はそのままで。と言う意見であった。それではまるで自分だけの事を考えての意見なのか!!

議論を重ねた末「定数12人で、報酬も1割程度削減。」と言う事になった。報酬の削減はこれから9月、12月の議会で更に議論し決定しなければならない。

報酬を下げることに反対の議員の意見は「報酬が少ないと、定年退職した悠々自適な定年退職者しか議会に出てこなくなる。」と・・・しかし、僕の場合は現在47歳で定年退職者ではない。現役である。

議会では議会人にしか分からない常識があるらしいが・・・、それではいつまで経っても地方行政は良くならない。本当に厳しい時代である。旦那さんが名誉欲でするのでもなく、定年退職者の再就職先でもない。「町の為に何ができるのか?住民の為に何ができるのか?」を真剣に考えなければならない。パフォーマンスで住民に誤解を与えるなどもっての他である。

「真っ直ぐに政治!」この姿勢は崩せない!!

 


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