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先日、林業関係の方と話す機会がありましたが、まさに林業に底打ちは無いと話しておられました。製材業界も林産業界も材木業界も吉野にとっては地場産業として吉野地域の経済を大きく支えてきた時代が懐かしく思えるほどです。
「あぁ、あの頃は良かった!」といつまで言ってても仕方ありません。考え方としては「元々、吉野の林業は樽丸材で始まっている。樽丸時代を考えれば高年木サイクルを意識したときここ数年・数十年くらいは短い」と言われた方もおられます。
確かに樽丸材を作るには150年から250年くらいの樹齢を重ねた林業であるので、住宅用の柱では足元に及ばないくらいの年数であることは分かります。しかし、時代は時代です。そうも言っておられない現実があります。
そこで、考えなければならない事は根本的に林材業の全てをしっかりと見つめなおさなければなりません。そして出来ることから実行しなければなりません。山の育て方や林材の出材の仕方、製材業での規模改革、流通システムの大改革などなど。簡単には行かないが取り組まなければ始まらないのも事実です。
では、出来るところから始めてはどうでしょうか?グリーンニューディールはまさにそのヒントになるかもしれません。CO2クレジットもその起爆剤になる可能性があります。
何百年の知恵を終結し、何百年の財産をしっかりと守り活かさなければならない時代に来ています。
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