選挙プランナー 三浦博史の選挙戦最新事情 (地方版用)

各党候補者も大体出揃いました。言えることは、野党の準備不足が目立つということです。今回の解散に対し安倍自民党に厳しい見方もありますが、内閣支持率は下がったものの、自民党支持率は相変わらず民主党とはトリプルスコアの差があります。大阪では維新の会の勢いはまだ残っているものの、他の政党は共産党を除き、広告塔の候補者のいる選挙区以外、拡がりはほとんど見られません。共産党は野党の中では、比例で議席を確実に伸…

橋下市長は今回の総選挙に立候補しないと発表しました。公明党へのブラフのつもりが、全く効果なしと承知しての会見ともいわれます。まあ、お騒がせな方で、この時期に出ると思わせて、出ない、では維新の会の候補者の面々の志気も下がったことでしょう。大阪ではそれなりに議席を獲得すると思われますが、ここで、小さいとはいえ、台風の目が1つなくなりました。それなりの注目選挙区はありますが、概して、トピック性の乏しい選…

いよいよ２１日解散、１２/２日公示、１４日投票日が決まりました。読売新聞に書かれた１週間前くらいは、選挙目線だけでいえば、自民党にとっては、お金もかからないし、野党がだらしないので、与党が有利な解散総選挙と見ていましたが、ここ数日間で、そうとばかりは言ってられなくなってきたようです。あいかわらずみんなの党の解党とか、野党もざわついていることは事実ですが、多くの国民はなんでこんな忙しい師走の選挙をや…

昨日投開票の沖縄県知事選挙で現職の仲井眞知事が翁長雄志氏に敗れました。
私も８年前、４年前、そして今回と仲井眞陣営に参画しましたが、残念ながら及ばず、選挙のプロとして、反省と共に今回の敗因分析を行っているところです。
仲井眞氏は本当に沖縄の宝といってよい方ですので、悔しさで一杯です。基地問題の難しさを痛感した選挙戦でした。

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読売新聞をはじめ、一部の報道で、来週中にでも解散、１２月総選挙と、永田町は一気に慌ただしくなってきました。多くの自民党議員にとって、今、解散すればお金もかからない、当選は間違いないと思っていいでしょう。なぜなら選挙は相手があるもの。野党＝対抗馬の準備が進んでなければ、どんな強気を言っていても勝てるものではないからです。まあ個人的には、本当に解散するのであれば、マスコミに漏れず、いきなりすると思いま…

米国の中間選挙は予想通り共和党の圧勝に終わりました。“決められない政治”に米国民が愛想を尽かした結果ともいわれています。口先だけで、有権者に受けの良いことばかりを並べても責任と実行力が伴わなければ有権者に“レッドカード”を突き付けられても当然でしょう。
一方、熱い闘いが繰り広げられている沖縄ですが、「基地反対」ばかりで具体策を何ら語らない翁長候補と、批判を浴びても沖縄県民と日本のために決断した仲井眞…