29/5/2009
東京都議会議員選挙まで約1ヶ月。新聞紙上でも都議選に関する記事が増え、候補者の活動も活発化し、“首都・東京決戦”が始まりました。
しかし、不思議に思うことがいくつかあります。その一つはほとんどの候補者が命やくらしの安心・安全を訴えているのですが、どうも争点や違いがよく見えないのです。
私は今回の最大の争点は、(築地移転問題や新銀行という声が多いのもわかりますが)2016年の「東京オリンピック誘致」の賛…
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28/5/2009
昨日の党首討論はアメリカ大統領選挙でのテレビ討論と比較するとお話しにならないレベルでした。
大体、攻める側である鳩山民主党代表の「友愛」なる言葉は、国民にとってはあまりにも抽象的で理解しにくいものです。「友愛」だけでは国民の理解はもちろん、国際政治でも通用しないでしょう。一方の麻生首相も「西松問題」以外での民主党への突っ込みはほとんど目立たず、評価するわけにはいきませんが少なくとも貫禄だけはあったと…
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24/5/2009
世襲制制限については、いかにおかしい議論か(マイナーを承知の上で)主張させてもらっていますが、再度触れたいと思います。そもそもこの議論の裏付けにはイギリスの下院を例にされていることが多いのですが、何度も申し上げているように(原則として)世襲制の貴族院があるお国柄で、なんとか下院位は世襲に歯止めをかけようとするのは当り前のことでしょう。
日本にその特殊な例を当てはめようとすること自体、無理があります。…
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21/5/2009
今朝、鈴木棟一先生主宰の社稷会で中田宏横浜市長の講演があり、久々に中田節を聴くことができました。
今回の新型インフルエンザのように、危機管理に対する首長(国家の指導者も同じ)の責務の一つとして、まずは市民がパニックに陥らないよう、市民の不安を解消するために特に冷静な対処・対応が求められていると思います。しかしそうした危機管理の原理原則に、舛添厚労相は全くトンチンカンな対応をされたと思います。
あの不安…
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20/5/2009
今年の3月24日の小沢一郎民主党代表の記者会見で、ジャーナリストの上杉隆氏が記者クラブの開放を迫り、小沢氏から政権交代の暁には官邸の記者クラブを開放する旨の言質をとりました。先日の鳩山代表就任記者会見でも同様の質問(要求)をされ、鳩山氏もそれを“追認”しました。
あまり報道されていませんが、とても大切なことだと思います。今や有権者が政治に関心を持つツールとしてのメディアは、従来の大手新聞社やテレビキ…
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19/5/2009
早速、鳩山代表誕生による総選挙予測が始まりました。自民党の鴻池官房副長官辞任とタイミングが重なり、民主党の政権交代が勢いづいてきたことは確かです。また、小沢氏が代表代行として総選挙を仕切ることも自民党にとっては不気味でしょう。
しかし、総選挙前に大久保秘書の初公判が始まれば、マスコミの格好の“餌食”になることは明白で、小沢氏が無役ならともかく、代表代行という最高幹部にいることで、少なからずボディブロ…
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18/5/2009
昨日放送の「サンデースクランブル」(テレビ朝日)に出演しました。今回の民主党代表選挙について番組内でも発言しましたが、民主党が本気で自民党に勝とうとするならば、まずは鳩山氏が代表選立候補を辞退すべきだったと思います。「私は小沢氏とは一蓮托生。その小沢氏が辞任するからには私も出馬しない」と言えば良かったのです。これこそが強烈な「脱・小沢」のメッセージなのです。次に岡田氏ですが、「鳩山氏が出馬しても、…
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15/5/2009
今回の民主党代表交代劇を企業(サラリーマン)社会にたとえて考えてみたいと思います。
何らかの問題や事件により、消費者やマスコミから見放され、糾弾された会社の社長が辞任に追い込まれたとき、その社長と“一蓮托生”だった最高幹部が新社長の座につくことで、果たしてステークホルダー(消費者・取引先・株主・社員等)は納得するでしょうか?
鳩山幹事長は自身で「私は小沢代表と一蓮托生」と発言しています。そして自民党か…
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13/5/2009
民主党は16日(土)の両院議員総会で新代表を選出すると発表しました。
この件については、今日の朝日新聞夕刊でもコメントさせていただきましたが、民主党は大きなPRチャンスを自ら逃がしたと思います。米国の大統領予備選挙のように各代表候補が幹事長候補を指名し、27万人弱の党員・サポーターによる代表選挙を行えば、各マスコミやインターネット等多くのメディアで大々的に取り上げられ、おそらく何十億円相当のPR効果…
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12/5/2009
ジャーナリストの上杉隆氏が「政治家が過去の言動で責任をとることはありえても、未来の政局(選挙)に責任が持てないから辞めるということは全く説得力がない」とコメントされていましたが私も同感です。
今回の辞任理由は「民主党の政権交代、選挙・政局に支障が出るから」というもので、自らの疑惑については何ら新しい説明がなかったわけです。今、民主党にとって大切な「信頼回復のために何が必要か」ということがまるでわかっ…
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