選挙プランナー 三浦博史の選挙戦最新事情 (地方版用)

最新の共同通信の世論調査によると、政党支持率は自民党が３９．６民主党８．１維新の会３．７公明党４．４共産党４．８となっています。昨年末の総選挙と民主党代表選挙が一段落し、またイスラム国の大事件最中の数字です。この数字から窺えるのは岡田民主党への期待はすこぶる低いということでしょう。同時に農協改革については、賛成５２．２反対２６．０となっています。そもそも農協改革は政府主導も結構ですが、もっと地方の…

イスラム国の法外な身代金要求に驚いています。交渉には”ふっかける”ことは常套手段にしても、この金額には言葉を失います。しかし、危険を承知で、紛争地入りし、外国で拘束されるケースと、わが国の領土内で無辜の国民が”侵入者”に拉致され、安否がわからないケースと、どっちが国家的危機なのか、考える必要があると思います。それは軽装備で雪山で遭難するのと、家にいて津波や地震で命を奪われるのと、同じ人命の重みであ…

民主党の代表戦は、大方のマスコミの予想通り、細野氏・岡田氏がトップを争い、国会議員の決選投票で、長島支持の多くが岡田氏に流れ、岡田氏が代表となりました。私が不思議に思うのは、民主党の地方議員にとって、代表は党の顔であり、絶好のイメージ再起動のチャンスだったと思います。２００５年の小泉劇場で惨敗した岡田氏が再登坂というのは、有権者、同党地方議員目線ではなく、党内特殊事情からというのがミエミエでしたね…

いよいよ春に向けての統一地方選の準備が本格的になってきました。これから立候補する、という人もかなりいるようです。もちろん、選挙の種類、地域等による温度差はありますが、（一昔前のように別に出身、育ちは問いませんが、住んでいる以上は）他の候補に負けない郷土愛というものがやはり決めての１つでしょう。自分の住んでいる街をもっとよくしたい、問題を減らしたい、といった思いが基本中の基本だと思います。風に頼らず…

佐賀県知事選は、自・公推薦の樋渡候補が、山口候補に敗れました。まあ、中央対地方とか、農協を敵に回したとか、色々な敗因分析があるようですが、おそらく農協を敵に回したからだけではないと思います。今のところ、樋渡前武雄市長が、想定以上に敵が多い（評判が悪い）、特に同じ首長からの支持がほとんどなかったということもがその要因の１つとみています。短期間の選挙戦ではむしろ無名の候補者の方が、有名人でも敵や誤解の…

新年おめでとうございます。昨年は、突然の解散・総選挙でした。今年は春に統一地方選挙があります。そして来年は参院選です。地方選挙は国政の与党に厳しい結果が出る例も過去多くみられます。自民党にとっては油断大敵ですね。１/１１日投票の佐賀県知事選も当初より接戦になっているようですが、後半になりエンジンがかかり自・公推薦の樋渡候補が逃げ切りそうです。野党は民主党をはじめ、政党の顔を誰にするか、具体的な自民…