選挙プランナー 三浦博史の選挙戦最新事情 (地方版用)

残念ながら、ネット選挙解禁は事実上不発に終わりました。しかし、投票率アップだけを考えるなら、有権者の便宜第一に考えれば多少の向上を図ることはできると思います。前にも述べましたが、島根県、イオン松江での期日前投票が高かったことを考えれば、例えば、８月に横浜市長選挙がありますが、期日前投票が、JR横浜駅中でできるとか、みなとみらいの赤レンガでできるとか、が可能になればおそらく投票率は上がるのではないで…

選挙に限らず、歴史にifはありえませんが、今回の参院選、低投票率とは言われるものの、５２，６１％ということについて、ちょっと引っ掛かることがあります。それは直近の東京都議選が、前回比１０，９９％ダウンの４３，５％。そして参院選は前回比５，３１％ダウンの５２，６１％ということです。都議選はネット解禁前なので、私が言いたいifとは、もしかするとネット解禁になっていなければ、５０％を大きく下回っているは…

いわゆる空中戦を得意とする私がかかわる選挙戦は知事・市長選か国政選挙が殆どです。しかし、首長選のハラハラドキドキ、あるいはワクワクに比べると国政選挙は政党の風だけで当落の大方の方向が決まってしまう、いわば個人戦と団体戦の違いをつくづく感じます。まあ個人的には、首長選のほうがやりがいを感じますね。そのかわり、”ジェットコースター”のように、ちょっとしたデマ？や調査結果で一喜一憂する選対も大変は大変で…

今回の参院選からネット選挙解禁となりましたが、まあ終わって、当落にネット解禁の影響あったと思えるのは、宮城県の岡崎トミ子落選運動でしょう。当選したみんなの党の和田氏が２２０，２０１、そして落選した岡崎氏が２１５，１０５、この差はネット上の岡崎ネガティブの結果と推測します。あと特筆すべきは共産党イメージ一新のカクサン部と称する、ゆるきゃらキャンペーン。共産党はこのカクサン部と東京選挙区の３０才の吉良…

参院選の投票が終わりました。正直、投票率は低い低いと言われてますが、私は、もっと低くなるかもしれないと思ってましたので、争点のない選挙戦にしては、まあまあだったと思います。しかしはっきり言えることは、ネット選挙解禁は投票率向上に、ほとんど役に立っていなかったということです。これは東京で民主党の鈴木寛氏が落選したことからも窺えます。また自民党の比例が、私の予想より少なかったですね。これもマスコミの自…

この段階での私の注目選挙区は次の通り：岩手（小沢氏が最後に何をするか？平野潰し？）/埼玉（３議席目はみんなvs民主）/千葉（３位は誰）/東京（鈴木・山本・吉良の中で誰が落ちるか）/大阪（４議席目の共産vs民主）/沖縄（最後の最後まで大接戦）といったところです。あとは比例が各党にどう配分されるかですが、ここは選挙区と異なり、多少、共産、みんあ、維新が増えるかもしれません。選挙区は自民、でも比例は他党…

沖縄の選挙情勢に詳しいというか私の知っている中では最も精通されている方からの、先ほどの電話によると、安倍総理が沖縄入りしてから急速に保守系がまとまりだした、石破幹事長が今日から３日間沖縄に張り付く、那覇では市議選が同日投票日なため、保守奪還の市議選と併せ、投票率が上がれば自民党安里候補に有利になる、以上から衆議院選挙区でいう１区、３区、４区の”のびしろ”は安里氏に有利となり、２区で負けるであろう分…

菅直人元首相が、２年以上前の安倍総理のメルマガに対し、１６日、突然提訴したと報道されています。参院選投票日直前でのこの動き、民主党の候補者にとって、一体どんな”効果”があるのでしょうか？鳩山元首相の亡国発言に続き、元総理ともあろう人が、何を考えてこういう行動をとるのか正直言葉が見つかりませんでした。恥の上塗りとでも言えばいいんでしょうかねえ、、。

※この記事は、下記URLと重複しています。ご了承く…

１３，１４日の毎日新聞調査によると、参院選で、ネット情報を全く参考にしない：２９％、あまり参考にしない：３１%で計６割の人が、参考にしない一方で、大いに参考にするが、なんと４％。ある程度は参考にする：３０％でした。３０代は互角だったようですが、それ以上の年齢層では、参考にしないが多かったようです。まあ、ツイッターも、候補者の今日のランチがどうとか、明日の日程がどうとか、いわば一方通行的な告知が中心…

全国的に国政選挙で投票率トップを誇る島根県の松江市でイオン松江に設置された期日前投票所がなんと、１０箇所の投票所の３３．５９％をこのイオン店だけで占めたそうです。この意味するところはやはり人が集まるところに期日前投票所を設置すれば投票率が上がるっていう状況証拠かなと思いました。ぜひ次の選挙からは、有権者が集まるところに投票所を設置してもらうことも自治体に検討してもらえればと思った次第です。

※この…