選挙プランナー 三浦博史の選挙戦最新事情 (地方版用)

マスコミのアナウンス効果＝バンドワゴン効果は、選挙戦には絶大な影響力があります。勝ち馬に乗らせるか、負け犬に判官贔屓させるかも重要ですが、政党や候補者の”広告塔”も、イメージづくりに大きく左右します。小沢氏の最側近の山岡賢次氏がテレビに出るたびに小沢氏のイメージが下がったことは記憶に新しいところです。今朝、東国原氏がテレビであたかも維新の会の顔の如くしゃべりまくっていましたが、ああいうのが１ヶ月続…

問責決議採決により、会期末までの解散は”絶望的”になりました。”そのうちに”の期待された一つの選択肢が消去されたことにより、自民党内での谷垣氏への求心力は急速に落ちていくものと思われます。総裁任期延長論も期限切れとなり、いよいよ総裁選です。主流は谷垣氏と谷垣氏が出ない場合は石原幹事長、対する有力候補は維新の会とも近いとされる安倍晋三氏と防衛論客の石破茂氏、最期の決戦を挑む町村信孝氏あたりといわれま…

大阪維新の会は数週間以内に政党要件を満たした新党発足と報道されています。同時に今朝の朝刊には東国原元宮崎県知事や中田宏元横浜市長らが、同会主宰の公開討論に参加、維新の会の目玉候補になるとも報道されています。この一連の報道で感じたことは、小泉劇場とはベクトルが異なったな、ということです。小泉元首相は、誰かの人気をあてにするとか、アクセサリー的候補者を擁立するとか他人を意識せず（多少はあったにせよ）ひ…

自民党は中曽根内閣の時に、自民党総裁任期を１年延長している”実績”があります。もちろん、それなりの大義名分が必要でしょうが、尖閣問題をはじめ、この国難の時に、そして自民党が政権奪還を目前にしている時に、党内が割れている場合ではない、というのも一つの理由にはなりそうです。野田総理のサプライズは、内閣総辞職でしょう。誰しも民主党政権崩壊選挙の責任はとりたくないでしょうから、絶対にない、とはいえないと思…

橋下氏に“擦り寄っていた”渡辺みんなの党代表は、松井知事からの、つれない対応を受け、一昨日のオフ懇で、徹底した橋下新党批判を繰り広げたとの情報があります。それに伴い、昨日の渡辺代表の定例記者会見は中止したようです。今のところ、橋下氏のツイッターは無反応のようですが、このままでは、みんなの党と維新の会の関係は急速に悪化するものと思われます。第３極報道で、橋下氏ばかりが目立つことへの焦りがあるのかもし…

党の選挙制度改革の手法の問題点を指摘しました。民主党は２２日、衆議院政治倫理・公選法改正特別委員会で、同党提案の法案を野党６党（自民党、公明党、生活、共産、社民、みんな）欠席のまま審議入りし、今日にでも採決する構えと報道されています。石原氏の指摘は、多数与党が、審議もせずに単独で選挙制度を勝手に変えられるのであれば、過半数を獲った政党が自分たちに都合のいいように選挙制度を変えられる、これはおかしい…

道されています。おそらく、維新八策発表が遅れているのは、脱原発や増税反対等以外の目玉となるような政策を織り込むためでしょう。その後、維新八策賛同者の現職国会議員が、現在所属の政党を離党（党によっては除名）、来週後半、もしくは９月早々には政党要件に適った新党立ち上げ記者会見が行われるものと予測されます。現職国会議員は８名から２０名くらいが参加といわれています。個人的にはみんなの党との連携に注目です。…

１１日の橋下市長と、５人の国会議員との会談後、さらに、大阪維新の会に参加を希望する現職議員が、後を絶たない、と報道されています。この”合流”議員の中核になると言われているのが、超党派で構成されている、道州制型統治機構のメンバーです。同会には、自民党総裁選に出馬した、西村康稔氏も参加していますが、同氏の自民党離党はないと思います。参加予定の顔ぶれを見てみると、民主党の松野頼久氏が、その代表格かな、と…

維新の会の橋本市長は１１日、民主党の松野頼久氏ら、自民、みんなの党、衆参５人の国会議員と会談したと実名で報道されています。この５人が、現在の所属政党を離党、来週中にも発表されるといわれる維新八策の最終案に同調すれば、維新の会入りと推測されます。みんなの党の江口克彦参議院議員らも合流するという噂もあり、この１ヶ月以内に１０人規模になる模様。理論家の山田宏元杉並区長、中村時広愛媛県知事らと併せ、台風の…

９日夜の衆院本会議で野党６党が提出した内閣不信任案は、自民党、公明党が３党合意を理由に棄権、不信任は否決されました。自民党からは、菅義偉元総務相、小泉進次郎青年局長らが、不信任案に賛成しました。個人的には勇気ある行動だと思います。３党合意を遵守するという建前も理解できますが、野田内閣不信任に、野党第一党が賛成しないという構図は、有権者にはわかりにくいと思います。信任した上に、問責や解散を迫るのは一…