選挙プランナー 三浦博史の選挙戦最新事情 (地方版用)

一連の小沢疑惑を見ていて不思議に思うのが民主党の「体質」です。

かつて自民党では、ロッキード事件の時には三木派を中心に大変な反田中コールが起き、最近でも金丸おろしや麻生おろしなど、若手が中心となり辞任要求等を突きつけています。

これだけ世間を騒がせ、国民の政治不信を膨張させ、当の本人からの納得のいく説明がない今、民主党議員の方々はどう考え、選挙区で支援者の人たちにどう説明されているのでしょうか。おそらく地元では小沢氏に代わって謝罪からスタートしているに違いありません。

「国民の生活が第一。」というキャッチコピーを掲げ、「市民目線」「くらし目線」の政党を自負するならば、こうした時こそ幹事長の説明責任を強く求め、それが全うされないならば辞任要求を突きつける議員が一刻も早く登場すべきです。“赤信号、みんなで渡れば恐くない”ように見えることに異常さを覚えます。

もっとも、野党にとってはこのままの状態が続いた方が好都合かもしれません。