たちあがれ日本は自民党にとってプラスかマイナスか?

  • 選挙プランナー三浦博史
  • at 2010/4/13 19:14:30
たちあがれ日本が幹事長人事も決まり本格始動しました。山田宏杉並区長も新党日本志民会議を近々立ち上げる旨発表しました。しかし、新党立上げを発表というのも奇妙な話です。映画の予告編じゃあるまいし、多少違和感を覚えます。しかし両新党に共通しているのは保守系ということです。与党にいる国民新党も民主党よりはたちあげれ日本に思想的には近い気がします。今の世論はテレポリティックスと呼ばれ、テレビ討論番組に影響・誘導されるところ大といえます。従って小政党といえどもテレビ政党討論番組で野党サイドの論陣が強化されることで、無党派の非民主党化に拍車がかかると思われます。即ち民主党サイドは保守分裂で喜んでいる、楽観視しているフシ・マスコミ報道もありますが、保守系政党が増えることで、民主離れがさらに進むこともありえます。もちろん、各選挙区で自民・保守系がぶつかれば民主は漁夫の利となるわけですが、優れた候補者が出れば、民主も安泰ではなくなります。最近の地方選挙結果を見る限り無党派層の民主党離れは確実に進んでいます。自民党は敵を増やすより、味方を増やすことにもっともっと注力してもいいのではないでしょうか?どんな戦いでも味方が増えることは、漁夫の利を憂うより勝利に近ずくものだと私は思います。みんなの党は自民党、民主党、そして公明党も敵にまわす戦略をとりはじめたようですが、あまりポピュリズムに走りすぎると、政党としての立ち位置が見えにくくなってきます。今後の各党の候補者擁立の顔ぶれが支持率を左右しそうです。

※この記事は 「選挙プランナー 三浦博史の選挙戦最新事情(http://www.election.ne.jp/planner/82679.html)」 と重複しています。ご了承下さい。

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